応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • 夷也荊様
    図書館で思いがけない文学に触れたあとのような、衝撃の中に居るのに静かで、余韻に充たされている、不思議な気持ちです。
    『連作短編集』の意味が、最終話を読み終えた途端、浮かび上がるような感覚がありました。
    過去に失われてしまったもの、置き去りにしてしまったもの、取り返しのつかないもの、もう手に取れないもの。それらを、白色硝子の向こうに、白く濁った川の底に、見たようでした。
    読ませて頂き、有難うございましたm(__)m 

    作者からの返信

    コメントを有難うございます。
    この拙作は、好き嫌いが分かれるものだと思っており、
    気に入って気に入って頂けたようで、安堵しました。
    宵澤ひいな様のご感想は、いつも素敵で、文学的です。
    ご感想を頂き、毎回感動しております。
    ご覧いただき、誠に有難うございました。

  • 第7話「蟻の枝」⑦への応援コメント

    夷也荊様、コメントを失礼いたします。
    「蟻の枝」……この御作品こそ静謐です。椿の葉に寝かせた雛鳥の死骸に群がった蟻が「わたし」の心に落とす影が見えるようです。ひとりきり、これ以上小さくなれないほどに身体を折り畳んだ「わたし」が、一匹の蟻に纏われる「わたし」が、雛鳥に同化するように感じられました。他の短編も、ゆっくり味わわせてくださいm(__)m

    作者からの返信

    コメントを有難うございます。
    これは理解できる方と不得意な方が、
    両極端に分かれる拙作と思います。
    なので、無理なさらないようにご覧頂ければ、と思います。
    特に「これはひどい」の注意書きにご注意ください。

  • ミミの語る情景に魅せられた、暖かくも肌寒い染み入るようなお話でした。
    田舎を魅せる語彙にも感服、とても深い読書体験ができました。ありがとうございます!

    作者からの返信

    すみません、去年にコメントしていただいていることに、
    今、気が付きました。
    通知が来なかったので、「今更?」な返信で本当にごめんなさい。
    コメント、ありがとうございました。

  • 第17話「これはひどい」⑥への応援コメント

    ここまで来たら自分も残りそうですねw
    作者の意図が、なにを見せたいのかしりたくて…!

    作者からの返信

    再びコメントをありがとうございます。
    「意図」を汲み取っていただけて、嬉しいです。

  • 無垢ゆえの残酷さみたいなものをひたひたと感じます……
    蝉以外の情報が入ってこないので、純粋な夏の光景だけが脳裏に浮かんできます

    作者からの返信

    コメントをありがとうございます。
    「蝉以外の情報が入って来ない」。
    そうです。それこそが、ある種の狙いです。
    気付いていただけて、良かったです。   


  • 編集済

    言葉も出ないくらい、純粋で決定的な喪失感。
    故郷の風景を懐かしいと思うことすらできない、「君」自身がそれを許せない。取り返しのつかない「彼」との訣別が、きっとそうさせているのですね。
    「ミミ」の姿が「君」から完全に見えなくなってしまった時、思わず涙が出ました。
    「君」と「彼」を繋いでいたものは、空白しかなくなってしまった。空白だけを掬い取ることはできない。どうにもできない穴だけが確かに空いている。その事実の、なんと苦しいことか。
    とても美しく哀しいお話でした。本当に素晴らしかったです。

    p.s. お礼のことに関してはお気になさらず! 素晴らしい作品に出会えて、こちらこそ感謝です。

    作者からの返信

    コメントをありがとうございます。
    ここまで、この作品の喪失感をすくい上げて下さる
    読者様に出会えて、本当に嬉しいです。
    作者冥利に尽きます。
    ご覧いただき、誠にありがとうございました。

  • 第7話「蟻の枝」⑦への応援コメント

    小さな命が消えること、生殺与奪を手にすること、自分を実際より大きく見せること、でも本当は自分の真の姿を嫌というほど知っていること。
    命が散っていく呆気なさと、誰にも理解されない主人公の孤独が、しんしんと降り積もっていくようなお話でした。
    とても好みの雰囲気です。

    作者からの返信

    コメントをありがとうございます。
    とても的確で、明瞭な観察眼で拙作をご覧いただき、
    大変光栄です。本当にありがとうござます。
    フォローまでしていただき、重ねてお礼申し上げます。
    すずめ様の近況ノートまで遊びに行ったものの、どの近況ノートに
    お礼を書くか迷ってしまい、ここでコメントさせていただきました。

    編集済