ソウタが鳥を見た

ソウタが鳥をみた

ソウタが鳥をみた。

それは青い小鳥でもなければ、

カモメでもない。

ソウタは何の名前かは知らない。百科事典も持ってもないし、先生に聞くほどの事でもない。自分の部屋のベランダにある、スロープでよくとまっていた。

同じ鳥が2羽とまっているようだ。同じ鳥が行ったりきたりしているのをみた。いつしか、片方の鳥はほとんど見かけなくなった。どこか違う場所であっているのか、おくそくに過ぎないが、どうやらこのマンションが集合場所になっているらしい。

ベランダで一緒に、その二羽が会うのを、なかなか見たことない。

数日後なんと、卵を生んだという話を、母親の言葉を小耳に入れた。確かめるべく、プランターを見た。何もうわってない、ほったらかしの、土だけが入っているプランターに、メスとおぼしき鳥が巣を作った。かんじんの卵は、鳥が温めているので、鳥がじゃまで卵がみれません。

ソウタは気になって、夜はなかなか寝れませんでした。

次の日、学校から帰った夕方にソウタは卵を見ようとしました。ソウタはエンモンカケを棒のようにかきわけ卵をみようとしました。

すると、その鳥が怒ってしまい、バッサバッサとこちらに向かってきてソウタはこらえられません。ソウタは泣いた。ソウタはとうとう近よらないようにした。