らぶ☆あんど☆ふーど<プロット>
2016年7月17日日曜日れなれな
このお話は、中条マリナがきびしい試練を乗り越えて、至上の美を体現していくことで、失われつつあるストイシズムと熱血を表し、美しく、気高い妖精の女王誕生までを鋭い着眼点から描いていく物語です。
*登場人物*
☆中条マリナ(なかじょう まりな・14歳・女)……ヒロイン。幼いころからバレリーナを目指しているが、遺伝的に太りやすい体質だった。危険な低カロリーダイエットを敢行するが、倒れてしまう。
☆伊藤ミキ(いとう みき・36歳・女)……バレエスタジオの先生。マリナの様子を逐一見ている。危険を悟ってダイエタリーメニューをつくり直してくれる。
☆中条良子(なかじょう りょうこ・37歳・女)……ヒロインの母親。娘の夢を盲目的に支持するが、バレエに関しては全くの素人。
*物語*
ヒロインは中条マリナ(14)。プリマを目指してレッスンの日々。天敵は太ること。一定以上身長が伸びたり、体重が増えたりすると、パ・トゥ・ドゥ(バレエのペア・ダンス)の相手に負担になるので、プリマの資格なしと言われていた。踊り自体にも支障が出るということだ。
マリナは小学生の頃、標準体重を越えてしまった。そこで無茶なダイエットメニューをつくり、母親良子(35)に渡した。結果、半年で10キロ減った。マリナはこれまで幾人ものライバルたちが、妊娠し、子供を産むことで体型が崩れ、バレエ界を去っていくのを見てきた。自分は絶対にそうはなりたくないと決心していた。
しかしかわりのように、体の免疫力が落ち、百日咳、無熱肺炎を起こし、結核とまで言われた。おまけに踊るにはタンパク質が足りず、筋力もジャンプ力も足りないと注意された。もっと軽くなろうと、ますます減量に励むマリナ。レッスン中に足をくじいて、見学するように言われたが、その最中にも食べたものを吐くのだった。
学校から連絡がいき、メニューを見直すように言われるが、マリナ自身が許さないのだった。母親は戸惑いつつも、バレエスタジオにメニューをもっていき、伊藤ミキ(36)先生にみてもらった。そうしたら、あまりにも成長期の必要栄養価を無視した危険なメニューということだった。先生によって新たにつくり直されたメニュー。抵抗するマリナにはサプリメントが施され、徐々に活力を取り戻していった。一心不乱に踊り続けるマリナ。
そして芸術祭で妖精の女王を踊ることになったマリナ。そんな彼女を応援すべく、友人たちが花束を贈った。
マリナは見る人に活力を与える、圧倒的にすばらしい妖精の女王を踊るのだった。
END
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