第51☆七人の行為者の役割

 プロップのいう物語31の機能における七人の行為者の果たす役割を書いていく。


1、敵……加害行為A。主人公との闘争H。追跡Pr。


2、贈与者……魔法の力の譲渡の準備D。魔法の手段の譲渡F。


3、援助者……主人公の空間の移動G。加害行為、または欠落の回復K。追跡途中での救助Rs。難題の解決N。主人公の変身T。


4、王女(=探索の対象)とその父……無理難題の要請M。印を与えるJ。偽の主人公の発覚Ex。本当の主人公の認知Q。第二の敵(偽の主人公)の処罰U。結婚W。


5、委任者……主人公の派遣B。


6、主人公……探索のための出発C。贈与者の試練に応えるE。結婚W。


7、偽の主人公……探索のための出発C。贈与者の試練に応える(常に否定的)E。うその主張L。



 ただし、物語を簡略化すると、1敵と7偽の主人公が重なったり、4王女(=探索の対象)とその父が直接5委任者と重なったりする。


 物語において、主要な人物は少ない方がいい。なお、これは個人的見解である。


 以上。

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