第45☆童話の設計図

 小説のプロットと、アニメ企画書の書き方は書いたけれど、童話には触れてこなかったように思います。


 こちらは立原えりかさんの童話塾を、通信教育で入門するとテキストがもらえ、中に教材として入っております。


 一見して大きい紙。それが、「タイトル」「登場人物」「テーマ」と四角く区切られており、あとは十等分に枠が区切られている。


 そこに書き込むのは天地人、つまり、時代と場所とキャラクターがどうする話なのか。さらに、キャラクターに言わせるセリフ、こまごまと書いていきます。


 こちらは書くときに、「ああしたらいいかも」「こちらの方がおもしろい」という気持ちがわいてきたとき、即座に対応できる設計図です。


 大事なのはこの設計図が完璧にできあがるまで、文章に着手しないこと。


 このシステムを考えた、立原えりかさんの完璧主義が伝わってきますが、それがプロなのでしょう。


 たしかにこのやり方ですと、書き洩らしも、テーマを見失うこともなく、すべてが計算ずくで動いてゆきます。


 童話とは読み手の人生すら変えてしまうもの。

 そう、立原えりかさんは定義づけています。

 ですから、書き手はテーマの書き洩らしなど言語道断、セリフの一つ一つまで、丁寧に組み立てねばいけない。


 そして枚数も間違えてはいけない。


 プロのテクニックを盗んでいきましょう!

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