第40☆メカになってはいけない
自分に厳しいのはいい。
ただ、執筆にあたって、ノルマをこなすだけのマシーンになっては、その内容にも期待はできない。
編集さんなどは、それでもページ数を守って、締め切りを守ってくれる作家の方がありがたいに違いないのだが……わたくしだって、えらい長編をちゃくちゃくと進めていく計画性には感服するのだが、決してそれだけではないことぐらいちゃんとわかっているのだが。
あえて、作家よりの見方をすれば。
編集部の消耗品となってはいけないと思うのだ。
わたくしはかつて、テンプレ通り、自分に課したノルマをきちんきちんとはたしていた。
ところが専門学校の講師がいうのだ。
「おまえは機械のふりをしているだろう」
と。社会経験もあったから、おのずと歯車になろうとしていたのかもしれないが、作家は普通の人にはなれないのだ。
わたくしは大人になることをあきらめた。
子供のような気持ちで、書き綴ることを決めた。
だから、つたなくとも、これがわたくしの生きる道なんである。
~今日のプロット~
1、主人公の今(庇護のリバース)
2、主人公の過去(厳格)
3、主人公の未来(意思のリバース)
4、援助者(知恵)
5、敵対者(生命)
6、未来(寛容)
・ゲーム風プロット
『戦う! プリーステス』
2016年6月15日水曜日。れなれな
厳しい戒律を守るように決められている僧侶だった主人公は、守るものもなく、戦場に立つ。異次元空間の向こうから、あとからあとから生まれ出でるモンスターに立ち向かうため、英知の宝珠の導きを得る。主人公は自らが闇の世界の媒体となり、異次元空間の出入り口を闇へとつなげて、モンスターを地上に出られなくしてしまう。身も心もボロボロとなった主人公を、けれど寺院は修行を終えた者としてうやうやしく受け入れたのだった。
※補足……英知の宝珠とは、神のお告げを聞くための宝物である。
『愛と渇きのエレメンツ』
2016年6月15日水曜日。れなれな
厳しい修練を積んできた主人公だったが、いざ独り立ちしてみると、守るものも、守ってくれる者もない砂漠にしか居場所がなかった。灼熱の土地に生きるサンドワームや、モンスターなどが襲い来る。主人公は宝具の「声」を聴き、それらに立ち向かう。もはや自分の意思ではどうにもならなかった。そこへ、空飛ぶ救援艇が通りすがり、すんでのところで引き上げてくれたのだった。
『やあ! ボク、ホームレス!!』
2016年6月15日。れなれな
人には厳しく、自分に甘い、正直者の主人公は、進路を決めるときになって家出した! 仲良くなったホームレスの知恵を借りて、永らえるだけの命を否定し、無軌道に生きる道を選んだ。まわりのホームレスたちには暖かく迎え入れられるのだった。
『僕はなんにも知らない』
2016年6月15日水曜日。れなれな
財産管理には厳しく、質素な暮らしをしていたはずの主人公の家は、借金を重ねて一家離散してしまった。きわめて希少な友人の知恵だけを頼りに、アプリで儲ける主人公に暴漢が襲いかかる。友人だと思っていた者は、姉妹国の要人だった。ほいほい言うことを聞く主人公は、お気に入りとして認定され、その証としてボディガードにされるのだった。
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