第6☆魅力的なキャラをつくる
キャラクター小説には旬がある。
だから、物語をキャラから作る人は、これでもかとキャラ立てをしておく必要がある。
考え方の基本は(初心者向けであるが)、四百字詰め原稿用紙一枚分に、自分の理想、自分がかっこいい! と思う、自分がなりたい! と思うキャラクターのイメージを書きだす。
一枚では足りなければ、裏にも書く。曖昧でふわっふわしててもいい。とにかく、イメージする。そして書く。
次にそのキャラクターが活躍するシーン(自分が書きたい、見たい、カッコいいと思うシーン)を、大まかに三枚で書く。
これはキャラクターを動かすという行為。これがうまくいくと、物語中で「自分で動く」キャラに成長を果たす可能性が高い。
余談であるが、慎重を期しておきたい人には、注意書き。
ワンシーンあたり三枚、練習と思って何度も書き出す。すると、主人公が活躍するシーンが次々と書けて、作品が生き生きしてくる。
キャラにギャップをつくることで、深みと味わいがでるので、その辺も書いておこうと思う。
まずシチュエーションを考える。
こんなとき、「なるほどなあ」と思うリアクションは?
または「え!?(いろんな意味で)」と思うリアクションは?
そして「面白い!」と思うリアクションは?
全部考える。
そして自分の作ったキャラ、もしくはその辺にいる人をモデルにして「このキャラなら、どうするだろう?」と考えていく。
学校で実際にやったのは、確か……。
『貧乏なときに食べるもの』というお題に「キャットフード」とわたくしは答えたが、ナンバーワンは「野草」であった。クラス中笑った。一か月一万円生活とか、TVでやってたし、その辺の流れをくむ回答だったと思う。
あのときは、思わず野草に関する図鑑を買って読んでしまった。結構食べられるものも意外とあるんだと知った。他者の知恵にあずかる勇気も必要だと知った。わたくしの知識は偏っていて、食べると死ぬ薬草の知識しかなかった。
庭先でドクニンジンやら、トリカブトやら、ハシリドコロ、ジギタリス、スズランやらが育成されてたら、食事は絶対食べないと決めていた。そう言いながら、家庭菜園でミニトマトを見ると思わず試食してしまう癖は改めたい。
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