第14話:「まささん、ちょっと悩む」の巻
(友達にいろいろ言われて、ねねさんとのこれからにちょっとだけ悩むまささんなのでした)
「(心の声:う~ん。確かにできすぎた話だよなァ。普通に考えれば、この俺に女性が好意を抱くなんてありえん)」
以上、女性不信気味のまささんは、同時にベテランの嫌韓厨でもありました。
事の発端は、そのむかし存在した、「エンジョイコリア」という掲示板。
そこで現地の韓国人と討論したまささんたち日本人は、彼らのトンデモヒストリーを聞かされてびっくり仰天させられていたのです。
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韓国人:おまえら日本人は敗戦国民のくせに、戦勝国である俺らの言うことにケチ付けてんじゃねェよ(怒)
日本人:おいおい、おまエラは戦時中、俺らと同じ日本人だったんだから、おまエラが戦勝国なわけないだろ?
韓国人:何言ってやがる。おまえたち日本人は、朝鮮戦争で韓米連合軍にこてんぱんにされたのをおぼえてないのか? 少しは世界史というものを勉強したらどうだ!
日本人:(心の声:メダマドコー!!!)」
韓国人:わかったか、このチョッパ○野郎! おまえたちの国は、俺らの国にボコボコにされた敗戦国なんだよ!
日本人:待て! おまエラんとこでは、朝鮮戦争は北朝鮮との戦いにはなってないんかい?
韓国人:北朝鮮はムカつくが、基本的には同胞だ。朝鮮戦争では、力を合わせておまえらチョ○パリどもと闘った血盟の国だ。知らなかったのか? これだから過去を知らない連中は答えがない。そもそもおまえら日本のすべては俺らの先祖が教えてやったもので、おまえら倭猿が独自で生み出したものなんては──
日本人:(心の声:メダマドコー!!!)
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とまあ、こんな調子でわめきさくる連中を相手にしていたら、そりゃあ「嫌韓」にもなろうというもの。
アスホールがスモールなまささんが、こんな「トンデモ韓国人」を思い出してねねさんとのこれからに悩んでいるのも、ある意味やむをえないことかもしれません。
まささんは決意します。
「(心の声:うん、仕方がない。もったいないけど、ねねさんは
そんなまささんのケータイに一通のメールが届きます。
ねねさんからのものでした。
『まささーん。今度の土曜日、でぇとしましょ? でぇと。焼き鳥のお返しに、わたしお寿司おごりますよ~』
「必ず行かせていただきます!」
まささんの決意など、しょせんはこの程度のものでした(笑)
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