詩
人間人間
ヒトツメ
ああ、風が僕を
遠ざけて消えて
ただ壊れてゆくその果てを知り災いを今も見つめている
闇に消えてく世界を見捨てられず少年は踏み出すのか
今、満たされてゆく満たされてゆくこの空の下の輝きを手にして
今、僕らが越えられない壁がある
壊れてゆく壊れてゆくこの空の下の大地が溶け出して
そして僕らが変えてゆきたい未来がある
さあ、手を挙げて
共に行こう
傷も癒せず人達はただその果てに挑んで呑まれてゆく
道も示せず消えてゆく者を少年はまた越えるのだろう
今、逆らってゆく逆らってゆくこの空の下の導きを背にして
今、僕らが果てと戦う場所がある
呑まれてゆく呑まれてゆくこの闇の中の誘いに巻き込まれ
だから僕らは守り抜きたい世界がある
災いはまだ人に罰を与え続けて続けて
傷を癒すことすらとても許しそうにない
今その手を取ってほら、足掻いて夢を消さないで
そして笑って最後に笑って共に帰ろうぜ今、今。
今、今。満たされてゆく満たされてゆくこの空の下の輝きを手にして
今、僕らが辿り着きたい場所がある
壊れてゆく壊れてゆく全てを塵に変えるその果てを今
そう、僕らがここからほら立ち向かってゆく。逆らってゆく。
満たされてゆく。満たされてゆく。戸惑うことなく。
笑って行くその果てと今 ほら
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