第2話

―エピローグ―


「名前なんて者が必要あるか」?


....『..自分は,星野というんですが……。』


「御霊からしちゃ,『そんな名前は下らない』。」


....『..そうですか。『とびっきりの才能がある。キラキラの星。』...みんなが言うには。』


「……そうか。?..干しくせー感じがするぞ。」

(『干しイモとかな。』と,言いかけて,飲み込む……。「...言わないほうがいいな」。..)


....『..そうですかね。..ひょっとしたら自分も,..そんなに『気に入ってるわけでは』ないんですよ....。』と,『星野』が言う


「……名前なんてものは,これまでの人類の歴史の業が煮通ったフレキシブルではない何かだ,そしてそれを『そう呼んでいるのだ』。……つまり,名前には,背負った者がある……。……それを各自,適当に背負わされていると言う訳だ」


……『そうですよね。……『修練』ということばもあったりしますよね。……自分はいつもそう思っていました。...』


「修練……それは,『お偉いはなしだな』。だが,それが針の先ほどの小さな世界の事だったらどうする?そこで無意味な『修練』を積まされていたら?」


「……もっと,広い世界にいきたいとはおもわないのか」?


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る