121~125
121話
#twnovel
「おーい、秘書よ。この後の予定忘れたから、もっかい教えろ」アホ国王の秘書は、今日も淡々と働く。
122話
(お題:[午前中]の[グラウンド]で『たんぽぽ』、『最後』を使用した140文字小説)
#twnovel
来年も、このグラウンドなのかなぁ。午前中の柔らかな日差し、子供たちもきっと嫌いじゃないだろうけれど。もっともっと、彼方へ飛ばせたら良かったのに。『プチッ』あれ?「たんぽぽさん、痛い?ごめんね…。家に飾りたいの」泣かないで。私の最後の願い、これで叶うのだから。
123話
(お題:[正午]の[路地裏]で『文章』、『鹿』を使用した140文字小説)
#twnovel
絵描きの僕が、作家の友人と正午の散歩を楽しんでいた時。通りかかった路地裏から、子供の笑い声が聞こえた。ひょこっと覗く。コンクリート塀に、チョークで鹿の絵を描く少女と、物語と思われる文章を綴る少年がいた。友人が眼を細める。「懐かしいな」そこにあの日の僕らがいた。
124話
#twnovel
いつもの時間、いつもの場所に、君がいることが当たり前だった。「珍しい苗字ですね」満月、というネームプレートを付けているコンビニ店員に、会計時、そう話しかけた。彼は一瞬、きょとんとしたが、すぐに「そうなんですよ」小さく苦笑した。これが、きっかけだった。
125話
#twnovel
「みつき君。おはよう」「おはようございます。今日は良いお天気ですね」毎朝、職場近くのコンビニで、みつき君と会話するのが私の日常になっていた。彼は大学生で、学業の傍らアルバイトをしているとのことだ。いつもフレンドリーで、好印象を抱いた。
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