先生とあたしの秘密

汐音子

一話にも満たないプロローグ。

私は学校が好きだ。学校と言っても好きなのは先生のほう。いじめやトラブルなんかをほっとかない、とか綺麗事を言うだけで何もしてくれないというイメージがみんなの中にはあると思う。実際私も一部の先生にはそういう気持ちを抱いている。

でも、でも。

世の中には良い先生だっているのだ!

英語の授業が終わった後。

「杉原さん、これお願いできる?」

「あ、はい!」

東原先生。私、杉原未羽の英語の担任だ。今日もかわいいなぁと思いながら、先生に頼まれた荷物を受け取る。

「じゃあ、職員室まで、よろしくね。」

東原先生はそのまま教室を出て行った。

(か、かわいい~!)

軽くまとめたポニーテールの髪の毛に甘い香水の匂い。もう何もかもかわいい。


職員室のある一回まで移動すると、待ってました裕樹先生。

「おはようございます!」

元気よくあいさつすると、

「おはよう、杉原さん。」

やばい、発狂しそう。

裕樹先生は、私の音楽の担任で、165㎝とやや小さめ。そこもかわいいんだけどね!

あいさつもいいけど、今日は名指し!名指しだよ!!こんなにうれしいことはないよ~、ともう完全に興奮状態な私です。

なんとなくここまで来たらみなさんお気づきですよね..

タイトルの一部回収、とはいきませんが私。


重度の変態ですね、これ。

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先生とあたしの秘密 汐音子 @_shioko_

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