先生とあたしの秘密
汐音子
一話にも満たないプロローグ。
私は学校が好きだ。学校と言っても好きなのは先生のほう。いじめやトラブルなんかをほっとかない、とか綺麗事を言うだけで何もしてくれないというイメージがみんなの中にはあると思う。実際私も一部の先生にはそういう気持ちを抱いている。
でも、でも。
世の中には良い先生だっているのだ!
英語の授業が終わった後。
「杉原さん、これお願いできる?」
「あ、はい!」
東原先生。私、杉原未羽の英語の担任だ。今日もかわいいなぁと思いながら、先生に頼まれた荷物を受け取る。
「じゃあ、職員室まで、よろしくね。」
東原先生はそのまま教室を出て行った。
(か、かわいい~!)
軽くまとめたポニーテールの髪の毛に甘い香水の匂い。もう何もかもかわいい。
*
職員室のある一回まで移動すると、待ってました裕樹先生。
「おはようございます!」
元気よくあいさつすると、
「おはよう、杉原さん。」
やばい、発狂しそう。
裕樹先生は、私の音楽の担任で、165㎝とやや小さめ。そこもかわいいんだけどね!
あいさつもいいけど、今日は名指し!名指しだよ!!こんなにうれしいことはないよ~、ともう完全に興奮状態な私です。
なんとなくここまで来たらみなさんお気づきですよね..
タイトルの一部回収、とはいきませんが私。
重度の変態ですね、これ。
先生とあたしの秘密 汐音子 @_shioko_
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