第36話 非公開にして再び書き直します

 蒸し暑い日が続きますね。

 カクヨムさんも明日からお盆休みのご様子ですが、ついさきほどトップ画面が刷新されましたね。これまで敬遠されがちだった長編をトップに持ってくるあたり、今後を睨んだ運営さんの本気度が垣間見られて、書き手としても読み手としてもとても心強く思いました。

 これがお目に留まる可能性は限りなく低いとは思いますが、感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。


 さて、表題の通り、『潮風に包まれて』前後編 全72話をさきほど非公開にしました。

 このエッセイの1話前で、書き直しの修行をしているとお伝えした通り、実はほぼ改訂を終えて再アップ直前まで来ていました。


 ところが今朝、ツイッター上でたまたま一人称と三人称の書き分けについて話題に上がった際に、「どちらかに統一するのがおススメ」と、トップ画面のランキング常連さんである超人気作家さんがツイートされたのに、目が釘付けになりました。

 そして、「まだ(拙小説では)混在している」とお返ししたところ、揃えたら良いと思う、というアドバイスと共に、混在させている理由があるのですか?と問われ、固まりました。

 そうです、そこにあったのは私の甘え。 それ以外の何物でもないことに、気付いてしまったのです。 そうなったらもう、ダメですよね。


 人称の書き分けについては、以前からここでも取り上げましたし、私の最大の弱点として取り組んできましたが、正直なところ、完全に書き分けるに至っていませんでした。

 にも拘わらず、再アップしようとしていたのは、

「一人称も三人称も最近の小説やラノベではプロでも混在しているようだから、混乱を招かないレベルなら多少は容認されるのかもしれない」

という、これまた某人気作家さんの発言に勝手に頼っていたからです。 

 その甘い言葉に、自らの力不足を「見なかったことにしていた」ことに気付いてしまいました。 

 さらにこれに関しては「だとしても、読み難さが残る可能性あり」という言葉を、これまた見なかったことにしていたのです。


 悔しいけれど、もう一度やり直します。


「ここまで直してきたのは何だったんだ」という声も、確かに脳内に響きました。

 けれども、力を出し尽くしたか?と問うと、答えはイエスではなかったのです。

 しょうがない。


 たった数か月前に初めてここでアップした小説が、どれほど未熟なものだった

 のか思い知ったいま、中途半端なことをすると、また同じことが起きるだろうと思うのです。


 ここは潔く、全編を非公開にして、徹底的にやり直します。


 これまで読んで下さった皆様、これから読もうと思って下さっていた皆様、申し訳ありません。

 再アップの際は、改めてこちら&近況ノートでもご報告させて頂きます。

 ぜひその折に読みにいらして下さい。


 今日明日からお盆休みと言う方も多いでしょう。

 どうぞ 素敵な休日となりますように♪

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