風船割りカラスジョイの伝記外伝・風船割りカラスジョイと妹のジフ

アほリ

1#ジフたんのアキバ

 「そうだ!今日はアキバに行こうかな・・・!」


 100万個以上のゴム風船を割り続け、『風船割りカラスのカリスマ』ことハシブトガラスのジョイは、久しぶりに遠征に行った。


 「あそこなら、風船が飛んでたり道端に落ちてたりして、風船割り放題だろうな!!久しぶりに数々のゴム風船を葬ってきた、拙者の嘴と脚の爪がたぎるぜ!!かっかっかっか!!」




 ばさばさばさばさばさばさばさばさ・・・!!!!


 


 「はあはあ・・・アキバってどこだっけ?????」


 都内をあっちでウロウロ、こっちでウロウロ・・・




  

 「はあ・・・はあ・・・やっとついたあ!」


 



 ジョイは、へとへとになりながらもアキバについた。





 「あっ!風船が道にころがってる!」


 カラスのジョイは、歩行者天国のどうろに、スティックについているゴム風船を見つけた。


 「最近、ヘリウムガスが世界てきに少なくなってるていうから、スティックついてる空気入りにの風船ばっかりだなあ。」

 

 ジョイはそう言うと、その白い風船を拾おうとすると・・・




 「ちょっと待ったーーーーーーーっ!」



 

 一羽ののカラスが、風船のスティックをくわえて、飛び去って行った。


 「うわっ!待てーーーー!」


 カラスのジョイは、風船をくわえたカラスのあとを追いかけた。


 


 「よし!ここがあいつの巣・・・え?」



 

 「あ・・・」




 「あ・・・」




 「兄者?」



  

 「妹よ・・・」




 「兄者?」


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