第8話
「一回くらい見に来いよ。」
「やだよ。
私、ヴィジュアル系なんて好きじゃないもん。」
「良く言うな。
未来のパパに向かって、そんなこと…」
「パ、パパって…そんなの私認めないんだから…!
あ、そんなことより、早く準備しないとバイト遅刻するよ!」
「はい、はい。」
本当にもうドキッとすることをサラッと言うんだから…
私は素知らぬ顔で食器を片付けるふりをしてキッチンに向かった。
食器を洗ってる間も、さっきの言葉が頭の中をぐるぐる回る。
どうなっちゃうんだろう?
本当に、ママと瑠威が結婚したら…
まぁ、生活自体は今と変わらないかもしれないけど、やっぱりいやだ…
五つしか離れてないパパなんて…
やっぱりここは頑なに反対するしかない。
多分、瑠威のご両親だって反対するだろうから、大丈夫だとは思うけど…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます