すやー
まくら
第1話
まだ少し肌寒い春、カーテンが朝焼けに染まるのをぼんやりと眺めながらうとうとする。
時々、雀のおしゃべりしているような鳴き声や鳩のほーほーという気の抜けた鳴き声に癒されながら、この時間を満喫する。
肌触りの良い毛布に体を優しく受け止めるふかふかな敷布団、頭に馴染む柔らかな枕、これら全てがとても心地よい。
今日は何も予定のない休みの日、毛布の穏やかな温もりを感じながら怠惰に過ごす。この時がとても幸せだ。
たまに階下の住人の話し声やバイクの走る音に邪魔はされるが概ね満足である。
ただ私はベッドから出ることなく一日中過ごしていたい。むしろほとんどの時間を睡眠についやしたい。
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