文化とは何か？科学にとってそれは自身の無知を表現するための集団的な実験を意味する。自由、すなわち自分は何の罪も犯していない善良な人間であるにもかかわらず、悪人や狂人から絶えず危害を加えられているという被害妄想を基本的な意識とし、そこから文化は万人に等しく理解されうるという民主主義的な偏見がすみずみまで行き渡った世界で、大衆が創造の基盤となり主人の排除を実行することで文化を隷属的にしているという告発を行うことは、大衆文化の持つ解放的な機能は楽しむための娯楽を売りに出すという貨幣の価値判断に従属していると確認することである。貨幣の動員力が実験による効率化が進むにつれコスト削減の口実でマイナスの価値を持つようになるということから一般材でない文化商品の価値が達成された労苦から人気の評価に転倒することでショーウインドウに飾られたレディメイドの形式の不毛さを獲得する。このゴミを再度商品化するという口実で性格を持ったキャラクター性を付与することは、労働力身体を物語を規範としたネットワークテキストに置き換える。禁止命令を一連のデータベースとして行動のパターンに改竄し、イメージの魅力を信仰から遊んでいるという経験に演出し直すことは貨幣の値付けを嫌悪させるようになる。恋愛対象として認識されたキャラクターが媚びを見せずに信者に対する価値を維持するためには、物語の整合性を守るために人間身体に不条理な犠牲を要求することが必要である。まず事故の予言、次いで能力の発動、近代的な法における戸籍名と貨幣信用の剥奪。人間の悲嘆の量に比例した権威の正統性を衣装のフェティシズムによって表現すること。達成された文化の基準はキャラクターによって浪費される意志の総体的表象になる。新たな疑惑、人間がキャラクターにとって代わることも出来るのではないか。メディアによる家族計画と恋愛結婚の解体から出発して子供をゲーマー階級に再編し物語警察の制度化による主人公闘争とシミュレーション近親婚の普遍化から数千年にも渡る圧政への意志を引き出すこと。貨幣の絶対王政。だがここで書かれていること自体が伝説の模倣ではないのか。ここでもまた隷属性が表現されているだけではないのか。仮に一切が回帰することが文化であるとすれば、私がすでにこのようにあり、待つという態度をとっていること自体が貨幣の象徴として行為するということなのか。