続、心臓

さてさて娘は足を請う

偶然海辺を訪れた

心臓ハートの魔女に足を請う


魔女は静かに問いかけた

お前に足をあげたなら

私に何をくれるんだい?


娘は考え答えをだした

綺麗な鱗の尾をあげます


魔女は鱗が気に入った

青い鱗が気に入った


それではお前の心臓に

私の魔法を刻んでやろう

魔女は微笑み囁いた


娘は痛みに悲鳴をあげた

心臓 尾 足が痛い

足が痛い?

娘は歓喜し涙をながす


お前の心臓止まったら

足は泡と消えるだろう

私の心臓止まったら

足は泡と消えるだろう


魔女は最後に言い残し

真っ赤な髪をなびかせて

優雅にどこかへ立ち去った


めでたしめでたし足を得て

めでたしめでたし終わるかな?




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