大人になれない子供達は蝶の夢を見る

なぜ、蝶は子供のころ草を食べ、大人のころに蜜を吸うのであろう


この世の世界の不思議に挑むより、不思議に浸りたい時もある


みすぼらしい皮を被った青虫は


蝶のように美しい姿に憧れる


なんで蝶になったのだろう 美しくなったのだろう


蝶は青虫のころを憧れるのに・・・


蜜しか吸えない大人たちだから


利益を求め、美しくなる


子供は蝶の夢を見る


見た目だけの美しさに 利益だけの願いに


憧れて疲れ果てている


美しさを犠牲にして、草を食べれば死なないのに


蝶は蜜を求めさまよい続けて 皆はもういなくなってしまった・・・


夢に憧れる姿は青虫に 現実を求める姿は蝶に


夢の現実に葛藤するサナギのころを


我は哀愁と呼ぶかもしれない

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