Take‐17 映画『(スティーブ・マーティンの)ロンリー・ガイ(The Lonely guy)』(1984)は面白かったのか?


 皆様、お元気でしょうか?


 ども、ペイザンヌです。


 二月はげ、三月はり、はや四月。新しい年となりました。出会いの季節でもありますが、それと同時に別れの季節でもあるわけで、一抹の寂しさや孤独なんかも……


『おい!』


 ん?(゜.゜)


『ん、じゃねぇよ。また、クレームが来てんだよ』


 ドキッ!Σ(; ゜Д゜)


『おまえが前回“ロッキー”は“3”以降はなかったことにしません? と言ってしまったことに対するクレームが入っていると言うとるのだ』


 え? えぇ~ ……な、なんて書いてあんの?

 (´д`|||)ドキドキ……


『え~とだな、“はじめましてペイザンヌ様、前回のエッセイ読ませて頂きました。おい、コラ、ボケ! おまえ、なにふざけたこと言うとんねや、怒るでしかし!“』


 ひ、ひぃぃぃぃっ!!

 Σ(゜Д゜)


『“ロッキーはな”4“が最強傑作に決まっとるんじゃ、いてこましたろか、怒るでしかし! テクノロジーvs 野性! 変わることと変わらないこと、そんなヒジョーに多様なドラマ性がつまっとるんやでしかし!”』


 誰? 誰なの? やっさんなの? 横山やっさんなの? ねぇ?

(○_○)


『ちげーよ! 大原英一様という初めてコメントをくださった方だよ。おまえさ、こうやってせっかく読んでくださった方をだよ、怒らせてどうすんだよ、怒らせて?』


 ご、ごめんなさぁ~い!

 ・゜・(つД`)・゜・


『罰として、反省文だな。反省文。書き終わるまでは耳かき禁止だからな、おら』


 そ、そんなぁ~

(;´Д`)


 くすん…… え~大原様、この度は大変失礼なことを言ってしまいました。私は決して“4”が嫌いだと言ったわけではないのです。その証拠に私は今でも『ロッキー4』のサントラを持ってます。“バーニング・ハート”最高です。でもやっぱり個人的には『ロッキー3』の“アイ・オブ・ザ・タイガー”の方が好きです……。


『反省してんのか! ゴラァ!』


 つまり、フリーザがですね……。

『“ドラゴン・ボール“関係ねぇよ!』


 ま、まあ、最後まで話を…… つまり、ドラゴン・ボールに例えるとですよ、フリーザ編が最高MAXであるという人は数的には多いじゃん? けれど、けれど私個人としてはピッコロ大魔王編がいっちゃん好きなんすよ。

(;´Д`)


『だ・か・ら・な・ん・だっ・つっ・て・ん・だ・ろ・う・が!』


 つまり、フリーザ編てキャラも確立してて知名度も高く人気もあるけど、悟空が8頭身になったあの辺りからカラーが少し変わったような気がするというか、つまり『ロッキー4』もそんなイメージがあるんすよ。家が大豪邸になっててロッキーがスーツを着ててさらにはお手伝いロボットなんかまでいる時点で、あ、今までとなんか違う……みたいな。だから『1、2、3』までが前期、『4、5、ファイナル』が後期みたいに捉えてます。“スターウォーズシリーズ”みたいな感覚ですかね。


『まあ、こんな感じらしいんで大原英一様、許してやってくださいm(__)m』


 以後もよろしくランデブー(『ロッキー2』っぽく)してやってくださいm(__)m




(※注※ 大原様から頂いたコメント([小説家になろう]にて)は演出上、一部を、いや、一部どころじゃないな、大幅に脚色しております。こんな風に横山やっさんのような罵倒などする方では決してございません。本当はとてもコミカルで丁寧なコメントを頂いておりますのでコメント欄から確かめてください。大原様、今回は本当にありがとうございました!  ー ペイザンヌ ー )

(*´ー`*)



 というわけでまた次回!ヾ(@゜▽゜@)ノ



『いや、まだ本編にはいってねーだろが!』


 だってお腹減ったよ~

(;´Д`)


『書き終わるまでメシ抜きだ! あと耳かきも禁止だからな!』


 そんなぁ~…… (´;ω;`)……て、さっきから、誰なんだよおまえ?

 (゜゜;)


『オレか? オレはおまえの中に潜む……“孤独”だ』


 はいはい……また、このパターンかよ。

 (ー_ー;)


 てなわけで、べつだん歓迎するわけでもないが、もはや“こばむ”ような仲でもない。


ずいぶん長年連れ添ってきたし、お互いのことは大抵わかっている。


時々いなくなったかと思えば、また顔を出す“アイツ”。


 “孤独”


 私にとってはむしろなくてはならないアイツでもあるわけだが、どーしても寂しさにココロ折れそうな時だってある。


 そんな時にはどうするかというと、もはや笑い飛ばすことくらいしかできない。


 そんなわけでこの映画『スティーブ・マーティンのロンリー・ガイ』を手に取ったのは、そんな背景があったのかなかったのかわからんが、まあ、そのモクロミは成功したといえましたね。孤独な男たちの姿を実に堂々と笑い飛ばしております。


 スティーブ・マーティンのコテコテの笑いが肌に合うかどうかは別として、やはり彼を見てると元気になります。


 わりかしブラックな笑いも多いため、逆に彼特有の“コテコテ”によってそれがうまいこと中和されてる感もある。


 どうでもよいがスティーブ・マーティンを見るといつも『カックラキン大放送!』あたりの関根勤を思い出してしまう。表情や芸風がそっくり。


 初見ではあるわけだが、本作『ロンリー・ガイ』、いかんせん20年前のコメディだからふふんと苦笑する場面も多い。


 が、その、反面、孤独な男たちが悪戦苦闘する姿に声を出して爆笑するシーンもあったりとなかなかこれが本当にバカにできない。


 モンモンとしながらベッドの上で始める一人芝居や、寂しすぎて屋上で叫ぶシーンは見ておいて損のない場面。結構ツボであった。



 映画の中でスティーブ・マーティンがチャップリンの扮装をするシーンがある。(このマネがまた上手い!)


 んで、知ってる方は知ってるチャップリンの『黄金狂時代(1925)』という映画に“パンのダンス”というそれはそれは有名なシーンがあるんですね。 あのシーンとゆーのがまた結構笑えて、もの哀しく、切ない。



 爆笑しながらに胸が痛むのはあのシーンが名シーンたるゆえんであるのだが、ああいった方向をこの映画は目指してたんだと思う。きっと。



 正統派ラブ・ストーリー『ある愛の詩(1970)』のアーサー・ヒラーがこれを撮ったというのがこれまた意外であり面白い。『ミッドナイト・ラン(1988)』でデ・ニーロさんの相方を見事に演じきったチャールズ・グローディンがまた違った演技を見せてくれてるのも嬉しい。


 寂しさや悲しさも人生の一部であり、それを含めてやっぱり生きることは楽しい。むしろそれを含めたうえで楽しいと笑い飛ばせるようになれればそれにこしたことはないのだが、なかなかどうしてこれが難しいわけで(汗)


 せめて落ち込んだりする時にはこんなベタなコメディや、文字通り全ての事柄を笑い飛ばしたモンティ・パイソンが『ライフ・オブ・ブライアン』のあの歌を思い出しながら生きてゆくわけなのだ!


『人生の~明るい面だけ見て歩いていこ~よ~…』 ってね♪

 (  ̄▽ ̄)






【本作からの枝分かれ映画、勝手に三選】



★『愛しのロクサーヌ』(1987)

……本作主演スティーブ・マーティン主演の中でも笑ってぐっとくる感が高い秀作! まさにコントの付け鼻のように長い鼻を劣等感にしている消防署員の主人公と『スプラッシュ!』のダリル・ハンナのラブコメディ。長い鼻でピンときたあなたは御名答、モトネタはあの『シラノ・ド・ベルジュラック』なんですね。



★『ピンク・パンサー2』(1975)

  ……スティーブ・マーティンやジャン・レノでリメイクされたものの、こればかりは元祖クルーゾー警部のピーター・セラーズには勝てないでしょう。この映画の面白さといったらホント“ぐだぐだ感”なんすよね。もう、そりゃしつこいくらいのグダグタ。このグダグタがまた完成されたグダグタであって……こんなに腹から笑えるコメディはないです。ちなみに“1”というのはなく『ピンクの豹』というのが1作目のタイトルですが“2、3.、4”とはカラーが若干違います。なので異例ですが個人的には“2”から観る方をお奨めしますね。“観てない人が羨ましい”

映画といえるでしょう。いや、別に何回観ても笑えるんで羨ましくはないか(笑)



★『愛しのローズマリー』(2008)

…… こちらもジャック・ブラックが冴えない男を演じたラブコメディの秀作。とても面白かった。催眠療法でおデブちゃんが絶世の美女グウィネス・パルトロゥに見えるようになった主人公の珍道記。やがて彼は彼女の本当の姿に気付くのだが……このパターンは泣ける王道ですやね。日本でも『ハンサム・スーツ』なんて映画あったけどこの映画辺りからきてるのかな?

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