Lecture7:書籍や雑誌のサイズ
書籍や雑誌のほとんどが、A・Bの二種類のサイズの用紙からつくられています。
【A判全紙】A0サイズ (841×1189mm)
【B判全紙】B0サイズ (1030×1456mm)
A判は、19世紀末ドイツの物理学者オズワルドによって提案されたドイツの規格で、
面積が1平方メートルの「ルート長方形」を(A0)としました。現在では国際規格サイズです。
B判は、日本の美濃紙をもとに面積が1.5平方メートルの「ルート長方形」を(B0)とした国内規格サイズです。
「ルート長方形」とは、縦横比率が「白銀比」と呼ばれる「縦:横=1:√2」となっており、どこまで半分にしても同じ形、相似形の長方形です。
全紙の半分のサイズが1号、その半分が2号。
B4なら、B全紙(B0)の8分の1のサイズにあたります。
つまり、B0サイズ一枚からは、B4の用紙なら八枚、
B5の用紙なら十六枚とれるということです。
この規格に合わせ書籍や雑誌はサイズが定められています。
●新聞紙見開き:A1サイズ (594×841mm)
●新聞紙閉じた時:A2サイズ (420×594mm)
●選挙ポスター:A3サイズ (297×420mm)
●大学ノート:A4サイズ (210×297mm)
●小さめの雑誌:A5サイズ (148×210mm)
●文庫本:A6サイズ (105×148mm)
●400字詰めの一般的な原稿用紙:B4サイズ (257×364mm)
●週刊誌:B5サイズ (182×257mm)
●パスポート:B7サイズ (91×128mm)
〈変形サイズ〉
●週刊誌の女性誌:AB変型判(210×257mm)
(※AB判とは、A判の長辺とB判の長辺を組み合わせたもので、ワイド判ともいいます。)
●ファッション誌の女性誌:A4変型版(297×232mm)
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