詩とは

詩は結露

燃えるような窓際と

凍えるような窓の外

その境目を曇らせる

べっとりとした濁り水


詩は果汁

柑橘が香る爽やかな

橙色をぎゅっと握り

新鮮で弾けるような

さっぱりとした甘酸い水


詩は朝露

眠る前の鬱憤を

起き抜けに忘れるために

頬に流れた一滴の

透明で どうしようもなく 澄んだ水

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