サンキュー・ソウマッチ!
サンキュー・ソウマッチ!
「な、なあ、キャサリン君!?」
「い、いや! そんな、りゅうちょうなことを考えている場合ではない!! わ、私達、今、もしかしたら空の上にいるのではないか!?」
「や、やっぱり私達は、空の上にいるのか! デ、デブネコ君頼む! な、なんとかしてくれ!」
「山
「え、ほ、本当だ!? ど、どうしてだ!? キャサリン君には、まだネコミミが付いているのに! 奴は何処へ行ったんだ!」
るのかもしれないわ」
「それじゃあ、どうするんだ! このままでは、二人共落ちて死んでしまう!」
「……打つ手無し
「……」
「……キャサリン君……すまなかった」
「
「最終的に、君を巻き添えにしてしまって……本当にすまない」
「……
「いや、そんな……君を選ばなかったら、君が死ぬ必要は……」
「山田君、私は大丈夫よ
「キャサリン君……」
「ああ……本当だ……」
「
「……なあ、キャサリン君」
「こんな私を……好きになってくれて……本当に、本当にありがとう!」
「……ううん、
「キャサリン君! 大好きだ! 心の底から、愛している!」
「私も!
青少年達よ。
何を二人で、叫んでいるのだ?
「え?」
少し探すのに時間がかかったが、見つかって良かったのである。
今助けるから、青少年達はそのまま抱き合っていてくれると助けやすい。
「よ、良かった! キャサリン君! 私達助かるみたいだぞ!」
「ど、どうしたんだキャサリン君? 顔を埋めて」
「……
「それは、ダメだ! 絶対にダメだ!」
騒ぐ彼等を、我が輩は前足を伸ばし、すくい上げた。
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