雑記
季月 ハイネ
置き手紙
いつかを迎えるため 人と出会うのかな
そこで笑っていた自分は 運命なんて信じちゃいなかったけれど
辛かったとき 立ち直らせてくれたのは君のひと言
何気なくかけてくれた言葉だったけど
他の誰かの言葉よりも 一番響く声だった
歌を歌いたい 声を大にして叫びたい
ありがとうをいう代わりに 君まで届くように
正面からいうのは恥ずかしいから そっぽ向いて歌うんだ
いつか届くかな 聞こえるかな
待つしかない自分は 情けなくて弱いけど
聞こえるまで 叫んでやるんだ
楽しかったとき その中心にはいつも君がいた
何となく目がいった場所だったけれど
他の誰かの存在より 一番光った舞台だった
声が聞きたい いつもそう思っているよ
おはようを言われると もう一度聞きたくなる
目の前だといつも 目を逸らしてしまうけど
いつか見れるかな 向き合えるかな
小心者の自分は 悲しいほど弱いけど
向き合えるまで 強くなってやるから
ここにいたい 叶わないってわかっていても
さよならを言いたくなくて ずっとすがっていた
子どもみたいに駄々こねて わがままをいっていた
いつかは出て行って 旅立たなきゃ
臆病者の自分も 弱いままじゃ駄目だから
一歩足を出して 前に進むんだ
たったひと言がいえなくて 無情にも別れはやってくる
時間は残酷だね 少しも待ってはくれない
だからこそ この出会いにも意味はあったと信じたい
無駄に流れる時じゃないから 大切で愛しかった
今ならそう言える
いつか会いにいくね 君のところまで
成長した自分が 胸を張れているように
そう自慢できるまで 頑張ってくるんだ
だから君に伝えたい
さようなら それからありがとう
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