囮勇者な俺は疲れるので、PTの可愛い娘達にご奉仕してもらうとします。
繰咲絢
プロローグ
俺の名は勇者ライト・エスタロス。
"勇者"その言葉を聞けば誰もが憧れるだろう。
だが、この世界の勇者は一味、いや二味も三味も違かった。
今は勇者として王国から離れた村に出現したサイクロプスと戦っています。
「グオーー!!」
サイクロプスは四つん這いの体勢の俺に何度も強烈な連撃を繰り返している。
四つん這いが一番楽なんですよ。
別にm体質とかじゃないよ?
「いたいっ!いたいっ!ちょっと早く来てくれ!」
俺は生まれつきモンスターからのダメージを受けなく、与えることすらできない謎の体質なのだ。
受けないってのは死なないということで、痛みは感じます。
そしてもう一つ俺の能力、それは、モンスターが俺を見れば俺以外の人が見えなくなるということ。
いわばターゲットってところか。
ここまで言えば感の鋭い人はご察しなのではないでしょうか。
そう、俺が勇者になった理由は、何度もモンスターに攻撃されても倒れることがなく生き残っていたことからなのだ。
勿論俺と一緒に戦いに行った者は、誰一人として死んでいない。
そしてこの世界では俺の事を囮勇者と言う。
「てやーっ!」
透き通ったほど綺麗な金髪、豊満な胸を無理矢理晒で押さえつけている女性騎士エルメロはサイクロプスへと飛びかかり、鉄で出来た大きな槌で殴った。
サイクロプスはその一撃に怒り出し先ほどより威力の上がった連撃を何度も俺にしてくる。
「ちょっエロ!サイクロプスを怒らせるなよ!さっきよりいたいぞ!」
いたいいたい。
なんで俺はこうやって攻撃を受けるだけなんだ……。
勇者じゃないよ……こんなの。
そうそう。俺はこのエルメロちゃんのことを略してエロと呼んでいる。
結構呼びやすいんだよね。
「エスタロス!もう一撃で仕留めます!」
彼女はそう言うともう一撃をサイクロプスに繰りだそうとした。
そしてその時空に雷雲が出現した。
「エロ!逃げろ!」
エルメロは足を止めサイクロプスから離れる。
「エステールボルト!」
突如、可愛らしい女の子の声と同時に雲から目に見えるほど大きな雷が鳴り出し、サイクロプスに直撃する。
もちろん俺にも当たります。
そして身体中に電流が流れるような痛み、いや、本物の電流が流れ出す。
するとサイクロプスは真っ黒に焦げて、石像のように静止していた。
「キュール!雷魔法は使うなっていったはずだ!」
小さな身体に怪しげな帽子とマントで身を包んでいる可愛い女の子がこちらへと走ってくる。
この子がキュールである。
「申し訳ありません!ライト様!帰ったらご奉仕しますので許してください!」
「ああ、わかった!いつものでたのむ!」
エルメロは片手で身体以上の大槌をもちながら胸に手を当てて近づいてくる。
「エスタロス。わらわも、サイクロプスを怒らせ、痛い思いをさせてしまった。帰ったら私が貴方の満足のいくまでご奉仕します」
「あ、ありがとう」
ご奉仕の内容が気になるって?
そりゃあ毎回内容が違うから言えないな。
いつものでっていうとあることをしてくれるけど。
まあ家帰ればそれはわかるから
こんな感じで勇者とその仲間たちのモンスター討伐は終わる。
その日の晩、寝台の上にて。
「ライト様……気持ちいいですか?」
魔法使いのロリ娘キュールは、可愛らしくあだっぽい声で俺に聞いてくる。
「ああ、気持ちいいな……」
「エスタロス!私のは気持ちよくないというのか?」
エルメロは豊満な胸を俺のアレに押し付けながら俺の顔を見上げる。
「エロのも気持ちいいぞ」
「ライトさまぁ……もう私そろそろいきたいです」
「まだダメだキュール。もう少しだけ……頼む。」
「キュールもういっていいぞ。私がエスタロスを満足させる」
「じゃあもうキュールはいかせるよ」
キュールははあはあと息を上げながら倒れこむ。
「エロはまだ大丈夫なのか?」
「まあ…まだ大丈夫です」
「それじゃあ続きといこう」
「は…はい」
そして何度も胸を俺のアレに押し付けながらご奉仕した。
身体が溶けるような気持ち良さ。
その快感を一度覚えてしまっては抜け出せないだろう。
そう今、俺はキュールには肩揉みを、エロにはふくらはぎをマッサージしてもらっていたのだ。
これが今日の可愛い子からのご奉仕である。
あ、さっき言ったアレって、俺のクッションね。
寝転がりながら俺のふくらはぎををマッサージしてくれたんだよ。
疲れてる時にはこれが効くんだよ。
囮になってみんなの分の痛みを貰ってるんだからこれぐらいして貰わないとね。
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