第100話「白鳳、またはヘンペルのカラス -桐花とユキ-」
古書店といっても店構えは普通の本屋と変わらないコンクリートにタイル張りだが、正面の軒より下だけは漆喰塗りの白い壁に黒い重厚な扉がはまっていて、物語の中に入っていけそうだ。
まさにそのために、私はこの伯父の店にたびたび訪れる。
どっちの味方だのあれは秘密だっただの、中学校の中を渦巻く面倒事をこの扉が断ち切る。
穏やかな暖色の照明に包まれ、本棚から一冊の古い随筆を取り、伯父から好きなだけ使っていいと言われている椅子に座ってそれを開く。
言葉遣いが、描かれている情景が、作者の目線が、私の中に全く違う世界を充填していく。
読み終えて息をつき、目線を上げると、向こうの壁に、店内全体とはまた別の雰囲気のものが見える。
白い大きな鳥の描かれた掛け軸だ。伊藤若冲という画家の作品なのは分かるが、タイトルは知らない。
鳥はただの鳥ではなく鳳凰で、羽は真っ白く、何本も波打った尾羽の先にだけ赤と緑のハート模様がある。短いクチバシと煙みたいな鶏冠は真っ赤だ。
羽の一枚一枚や半分広げた翼、松の木の上を歩く足付きはリアルなのに、目つきが仏像みたいなのがなにか気になる。
そういう清い心の世界の存在、というか、それを信じて描いたということを想わせる。
「どれを読み終わったかは記録してあるからね、お金に余裕ができたら買ってね」
伯父が声をかけてきた。けち臭いようだが本気で取り立ててきたことはないので、これも仏心かもしれない。
伯父の姿は本棚の間にそそくさと消えていく。
数年前、伯父は飼っていたネコを亡くした。
そのときの伯父の落ち込みようはひどく、心配した母からそれとなく様子を見に行くよう言われたのがきっかけでこの店に通うようになったのだが、とっくに伯父のほうが精神が安定している。
しかし伯父は落ち込む代わりに、店の客入りの割に忙しそうにしている。
それにだんだん店内が手狭になって本が増えてきた。それ自体は盛んに本を仕入れているだけなのかもしれないが。
他にどう考えてもおかしいことがあった。
本を棚に戻すついでに、レジで一息ついている伯父に聞いてみた。
「なんでこの店二階からコオロギの鳴き声すんの?」
すると伯父は頭をかき、それから顎の下をかいて、なかなか答えようとしなかった。
「え、分かんないのにコオロギの鳴き声すんの?怖」
「ああコオロギは飼ってるよ」
「飼ってるんじゃん。えっ、ネコの代わりにコオロギなの?」
「いや、あいつの代わりではないけど他に……」
「他に?」
伯父は眉間にしわを寄せて天を仰いだ。そして、
「いいか。桐花なら平気か」
と言って席を立ち、二階に続く階段をふさいでいた鎖を下ろし、上がりながら手招きしてきた。
コオロギの他に何があるっていうんだろう。コオロギせんべい製造機かな。
階段を上がるとコオロギの鳴き声がはっきり聞こえて、それは廊下の突き当りにある衣装ケースから鳴っていることが分かった。
しかし伯父はそちらに向かず、左の襖を開けた。
その向こうにはさらにガラスの戸があって、広い部屋が透けて見えた。
流木が二つごろりと転がっていて、木製のキャットタワーも二つ。
そんな空間に、ハトくらいの大きさの白い鳥が一羽いるだけだった。
「え、あれだけ?」
「うん。あれ一羽だけが大変なんだ」
なんだ、鳥を飼ってるだけか。簡単な中身に拍子抜けしたが、鳥そのものはあんまり簡単ではないことが見ているうちに分かってきた。つまり、変な鳥だった。
尻尾は長い。これは尾羽が長いのではなく、尻尾そのものが長い。翼はずっと半開きにして体の下に垂らしたまま、かがんだ姿勢で歩く。
頭を前後に振っているところだけはハトというか普通の鳥っぽい。
かと思ったら、キャットタワーの根元まで来ると、翼に生えた爪で登り始めた。
「小さい恐竜?」
「これが始祖鳥」
化石から生き物を蘇らせる技術がすっかり普及した今、始祖鳥なら教科書にも生きた姿が載っている。ただこんな風ではなかったと思うのだが。
キャットタワーの途中に、ネコなら中に入り込んで眠りそうな小部屋がある。白い始祖鳥はその入り口に首を突っ込んだ。
再び顔を出したときには、その細い口にはコオロギがくわえられていた。コオロギは始祖鳥の餌だったのだ。
始祖鳥は二度ほどコオロギを噛みしめてから飲み込んだ。
「鳥が噛んで意味ある?」
「歯がある」
よく見ると鳥のクチバシではなく、尖った歯が生えて、唇まで鱗に覆われた恐竜の口だった。
目は赤く丸い。体は掛け軸の鳳凰と似ているが、顔付きは全然違う。
始祖鳥はコオロギを飲み込み、小部屋の上で口と爪を使って羽づくろいを始めた。
「この部屋、これ一匹だけのためにこんな風にしてあるんだ」
おそらく畳をはがしたらしき床に猫砂が敷かれていて、流木やキャットタワーの他に浅い水の入った容器や空調装置、よく見れば監視カメラまであって、見栄えを別にすれば動物園並みの設備だ。
「とにかくのびのびと暮らさせたいから」
「でもさ」
これを始祖鳥と呼ぶことに違和感があった。
「始祖鳥って黒っぽいんじゃなかったっけ」
テストに出るのでちゃんと覚えたはずなのだ。
「特別な始祖鳥なんだよ。だからこうやって秘密にしてる」
「白いから?」
「そう、白いから。アルビノっていって、始祖鳥だとほとんどいないらしい」
「らしい、って」
そういえば伯父が始祖鳥にそんなに詳しいとは思えない。ネコ以外の動物にそんなに興味はなかったはずだ。
「なんでここにそんなのがいるのか、聞いていい?」
すると伯父は頭をかいて、この部屋に一つだけある本棚を見やってから、
「ここに始祖鳥がいること自体から全部、誰にも秘密にしてもらうけど」
と答えた。
「言う相手がいない」
学校の連中に話したって面白くもなんともない。また伯父自身私の親にもこのことを話していないのだろう。
伯父は隅にあった籐のスツールをこちらに差し出し、自分は立ったまま話し始めた。
「僕の友達……、元々本の流通に関わる仕事の相手なんだけど、その人がペアで始祖鳥を飼ってたんだ」
「この始祖鳥?」
「いや、その飼育が上手くいって、卵を産むようになったんだ」
伯父は本棚から透明な小箱を取ってこちらに見せた。
中には小さな卵の割れた殻が入っていて、ウズラの卵に似ているがさらに小さく、細い卵だったことが分かった。
「砂の上に五つくらい産むんだけど」
「こんな小さい卵から産まれたの」
殻を保管してあったこと自体すごく几帳面な感じがするが。
「二回目に産んだ卵からね。その人は一回繁殖に成功して雛を人に譲ったりしてたから、二回目にも挑戦したんだけど……」
伯父は目線を始祖鳥のほうにやった。
「白かったのは一羽だけ?」
「うん。親は普通だったから、本当に偶然だったんだ」
「珍しいのが産まれるのはいいことなんじゃないの」
「珍しすぎるんだ。始祖鳥のアルビノが個人のところで産まれたなんて知られたら大騒ぎになる」
そう聞くと私の視線はつい再び白い始祖鳥に向く。その騒ぎになるほど珍しい鳥は、まだキャットタワーの小部屋の上で羽づくろいを続けていた。
なるほど、貴重がられるにふさわしい美しさがある。
「産まれた雛を譲る先は決まってたんだけど、最後に声をかけた一人には一羽死んだって言って誤魔化したらしい。それでも本人がずっと飼ってると目立つから……」
「動物園に預けるとかは」
「一応当たってみたらしい。でも、ちゃんとしてるところほどペット由来の生き物は受け入れづらいし、当てにならないところには預けられないからね」
「当てにならないところ?」
「いい加減な営業してる動物カフェとか。それに嘘をついて約束を破ってるのは事実だから、アルビノの始祖鳥が大っぴらに出てくるのもまずいし」
「ああ……」
公の場に出てくればきっと目立ってしまうだろう。それで本来雛を受け取るはずだった人が、そのアルビノは自分がもらえるはずだったのに、と怒るかもしれない。
しかしそれはそれで「当てにならないところ」、だろう。
「それで……、ちょうど、ちょうどじゃなくって」
本人がしっかり落ち込んでいたことを都合が良かったみたいに言ってしまったが、
「そうだね。ちょうどネコがいなくなったから」
伯父はうなずきながらそう言うのだった。
「それと、その人が僕を信用してくれて。それで僕が預かることになった」
「そっか、ほんとに秘密なんだ」
何度も通っていた店の上に、ひっそりと秘密の鳥が息づいていたのだ。
白く輝く羽を磨きながら、その姿を誰にも晒さないままで。
秘密といえばその秘密を知っているのはもう一人。
「元の飼い主の人は見に来るの?」
「あんまり。この子が生まれてかえって自信をなくして、繁殖させるのもやめちゃったんだ。孵化する前まではブリーダーになろうかななんて言ってたんだけど」
珍しいアルビノが自分のところで生まれたならむしろ自信が付きそうだが、隠していたくらいだから。
「自分の力じゃないから?」
「そう。始祖鳥のことは人間には分からないんだ、なんて言ってた」
人間が化石から生き返らせて世話していてもそんなことが起こるなんて。
「伯父さんはどうなの?」
「ん?」
「世話してて、分からないなって思う?」
そう聞かれた伯父は大きく何度もうなずきながら答えた。
「ほんとそうなんだよ。僕のほうこそ始祖鳥のことなんて全然分かんないからね。でもつまんないことで死なせてもよくないから、もう必死だよ」
目の前の部屋のなりふりかまわない充実ぶりが、伯父のやってきたことを物語っていた。
「死んだら博物館に収められることにはなってるけど、ここまできたらできるだけ元気に生きててほしいよ」
突然、始祖鳥が羽づくろいをやめてこちらに振り向いた。
いや、こちらではなく流木を見ているようだった。顔を素早く左右に向け、また首を傾げる。
そしてキャットタワーから飛び出した。
手足を伸ばして空中を真っ直ぐ進み、流木のそばに降り立つ。
その真っ白い羽を広げた姿が目に焼き付いた。
「今、羽で飛んだよね?」
「うん。けっこうしっかり飛べるよ。上昇はできないけど」
始祖鳥は流木の陰を何度かつつき、それから顔を上げて、またさっきのようにコオロギを二度ほど噛んで飲み込んだ。キャットタワーの上から隠れたコオロギを見付けていたのだ。
「小さい島で何でもして暮らしてた生き物らしいから、大体何を置いてもほどほどに利用するんだけどね。ネコみたいにこっちに何かねだってきたりしないし」
始祖鳥はすたすた歩いて別の流木の脇にしゃがんだ。さっきから伯父のほうをちらりとも見ない。
「やっぱり、本当に満足に暮らしてるのかどうかは分からないよ」
長い尾を横に曲げて、やや体に巻き付けるようにしている始祖鳥。それを見ていると、やはり連想してしまうものがあった。
「あの下の白い鳳凰の掛け軸」
「うん、似てるよね」
「あれってこの始祖鳥が来る前からあったっけ」
「あったよ」
「じゃあ………」
この純白にふさわしい何かの力がこの店に働いていると思いたくなるが、
「僕も、なんとなくあの白鳳がこの始祖鳥を呼び寄せたような気がすることもあるけど……、始祖鳥本人の生き方とは関係ないからね。始祖鳥のことをきちんと見て世話するだけだよ」
伯父はどこまでも真面目な伯父だった。
頭ごなしに否定しないのも、本の代金を取り立てないのと同じ仏心かもしれなかった。
「あ」
伯父が一言漏らし、ガラス戸を開けて中に入った。
始祖鳥はようやく伯父を見たが、注視しているというのがぴったりの緊張感があった。伯父の真心を一番に受けている自覚がない。
伯父は砂の上から、白い羽毛を一本拾い上げて戻ってきた。
「その羽、どうするの」
「洗って乾かしてからファイルする」
伯父が羽で軽く指した本棚には、クリアファイルとノートがずらっと並んでいるのだった。
「え、抜けた羽全部?」
「分からないなりに記録はしないと。下に戻って階段の入り口に鎖だけかけてくれる?」
伯父は部屋から出て同じ二階の洗面所へ向かった。
戻る前に、ノートを一冊だけ取って開いてみた。
日付の下に、食べた餌の種類と数。抜けた羽の種類と番号。どんな行動を取っていたか。そんなことの記録が半ページほど続いて、その下はまた次の日の記録。
数年間毎日ずっと続けているに違いなかった。
やっぱり白い鳳凰がではなく、伯父のこういうところが始祖鳥を引き寄せたんだろう、と納得して、ノートを戻し、店内に戻る階段を下りた。
いつか本代はちゃんと払おう。本当に記録してあるんだろうし。
[アルカエオプテリクス・シーメンシイ(始祖鳥) Archaeopteryx siemensii]
学名の意味:ジーメンス社の出資によりフンボルト博物館にもたらされた太古の翼
時代と地域:ジュラ紀後期(約1億5千万年前)のヨーロッパ(ドイツ)
成体の全長:約40cm
分類:竜盤目 獣脚類 コエルロサウリア マニラプトラ エウマニラプトラ 原鳥類 アルカエオプテリクス科
始祖鳥は、初めて人類に発見された羽毛恐竜である。
非常に保存状態が良い標本が十数体知られている。主に展示されている博物館のある地名を付けて呼ばれるが、特に保存状態の良いベルリン標本はシーメンシイ種という種に含まれるなど細分されるという説と、全てリトグラフィカ種A. lithographicaであるという説がある。シーメンシイ種は始祖鳥の中では大型なほうだが、それでも羽毛恐竜と考えると最も小さいもののひとつである。
特に古い鳥類もしくは特に鳥類と近縁な恐竜なのだが、そのどちらなのかは意見が分かれている。ドロマエオサウルス科やトロオドン科と同等程度に鳥類に近縁な恐竜であるという説もあれば、初期の鳥類そのものであるという説もある。
どちらにしろ、鳥類がどのような動物から生じたかという問題の大きな手がかりとなってきたのは確かである。
爬虫類の特徴と鳥類の特徴を併せ持っていたことは明らかであるため、1860年代以来、始祖鳥は爬虫類と鳥類の中間であるとして、生物が自然淘汰により分岐して進化するということ(ダーウィニズム)の論拠のひとつとなってきた。
ただし、当初は小型獣脚類のことが知られていなかったため、どの爬虫類に近縁かは議論が長引いていた。
同じ地層から発見された小型獣脚類のコンプソグナトゥスCompsognathusがヒントとなって恐竜と関連付けて考えられるようになり、またデイノニクスDeinonychusをはじめとしたドロマエオサウルス類の研究が進んだために、獣脚類の中でもドロマエオサウルス類と同じエウマニラプトラに属することが分かった。
全体的な体形はおおむね小型獣脚類恐竜そのものだった。
やや長い首、尖った歯の並んだ顎、コンパクトだが現生鳥類ほど短くまとまっていない胴体、左右の恥骨と座骨の先端が接する骨盤、長い尾椎、おおむね同等の長さの細長い四肢、明確に分かれた手の指、曲がった鉤爪を持っていた。
しかし小型獣脚類の体形や特徴自体、他の動物と比べてはるかに鳥類に近いものである。加えて、始祖鳥は手首など前肢の関節、恥骨と座骨の向きなどをはじめとして、細部まで鳥類に近い。
さらに、保存状態の良い羽毛の痕跡が、前肢は風切羽からなる広い翼になっていて、尾の左右には羽が並んで前後に長い尾羽になっていたことを明確に示す。
脳は現生鳥類に近いところまで発達していて、空間認識能力や平衡感覚に優れていた。また眼窩は大きかった。
上顎はかなり先細りだった。関節の構造から、現生鳥類と同様、上顎と下顎の前半を頭骨や下顎の後半に対して独立して上下に動かすことができたようだ。これをキネシスといい、餌を取る能力やくわえたものを扱う能力に関連する。シギのように先端だけ動くのではなく、サギのようにクチバシ全体が動くようになっていた。
風切羽からなる翼は体重を支えるのに充分な面積を確保していた。(風切羽の羽弁の幅が羽軸を基準にして非対称になっていることが飛行に適した特徴とされることがあるが、これは羽ばたいて翼を打ち上げる際に風切羽が独立して動く機構がある場合や、滑空時に翼端の風切羽同士に間が開く場合などに有効な特徴で、始祖鳥にはあまり当てはまらない。)
また特に保存状態の良い標本から三列風切羽(上腕から生え、翼面と脇腹の隙間を埋める羽)があったことが分かった。これにより翼面が揚力を有効に発生させることができたことになる。
独立した羽毛の化石に残った色素の痕跡から、少なくとも初列雨覆い(腕と風切羽の間の段差を埋める役割をする羽)の色が艶のない黒である種がいたことだけは分かっている。これがシーメンシイ種かどうか、全身の模様がどうなっていたかは分からない。
脳や羽毛の造りは飛行に適していたいっぽう、風切羽の土台である手の指は癒合しておらず細長く、滑空はともかく羽ばたきにより加わる力を支えるには不向きだった。
また翼の力を受け止める胴体も、羽ばたいて飛ぶ鳥と比べると長くて胴椎が多かった。胸骨は小さくて胸筋の土台となる竜骨突起はなく、また胸筋の力で胴体が潰れないように支える役目がある烏口骨は細くて曲がっていた。
これらのことから、滑空はできたが羽ばたきによる持続的な動力飛行はできなかったと考えられる。
後肢の大腿部にも短い風切羽があった。後肢を伸ばしたまま滑空する際に飛行安定を補助したり大腿部の空気抵抗を減らしたりする役目があったのかもしれない。
骨盤は恥骨と座骨の先端が左右で接しているために卵管が通る空間が狭く、同等の体格を持つ現生鳥類と比べて小さな卵を産んだと思われる。
足の第1指はかつては後ろを向いていて木の枝を掴めるようになっていたと考えられていたが、現在はそうではなかったと考えられている。また足の裏にはパッドがあり地表を歩行するのに向いていた。とはいえ鉤爪を使ってネコ類のように木に登ることができただろう。
尾はドロマエオサウルス類とは違って腱により曲がらないように固められてはいなかった。獣脚類の尾としてはやや細く短かった。尾は尾羽として働いたものの、現生鳥類のように状況に合わせて尾羽の面積を変えることはできず、また効率はあまりよくなかったものと思われる。
骨組織からは、成長速度は現生鳥類の中でいうとキーウィほどで、成長が遅かったようだ。
始祖鳥が発掘されるのはドイツ・ゾルンホーフェンの海成層で、当時多島海であったヨーロッパの浅い海で堆積した。
陸地の植物の証拠はわずかで、主にソテツと針葉樹だがそれらも高さ3mほどまででまばらに生えていたものと考えられている。
始祖鳥自身や、その他の同じ地層から発見される化石の保存状態の良さから、これらはあまり長い距離を流されないうちに堆積したもので、内陸ではなく沿岸もしくは小さな島に生息していたと考えられる。
始祖鳥はこうした環境の中で灌木や起伏のある地形を木登りや滑空を交えて移動し、昆虫や小型の脊椎動物など様々な動物を捕食していたようだ。
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