Sectino28 どこまでも、夢の中にいて
目は、醒めないで欲しい。
私はただそう思うだけなのに、それはいつだって絶対に叶わない。
そう思った瞬間に目は開かれて、現実の世界へと戻されていくのは、私だけ。
〝あの人〟は夢の中に残ったままで、私だけ、この場所へ。
そうして待ち受ける現実では、私はただ息をするだけの生き物。
そうして夜になって、また〝あの人〟に会いにいく。
……夜がいつまで続けばいい。
そう思うのに、やがて夜は明け、私は〝あの人〟の元を去っていく。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます