第167話 吾輩は温かい気持ちを頂く
吾輩は帰り道セバスチャンと話す。
「なぁ、セバスチャン、漫画コンテスト吾輩も出ていいと思う?」
「う~ん・・・ダメだと思いますよ」
「・・・なんでだ?」
「だって、旦那危険なネタ書きすぎですし・・・カクヨムネタも多いですし。著作権でひっかかりますね」
「そうか!!」
吾輩は考える。
そういえば、このエッセイ・・・結構オマージュネタ多いしな・・・。
実名書かない・・・書いてるときもあるけど、結構な頻度で作品名は出てるし、おまけにペンネームまで。
吾輩レポートとか使い物にならないしな・・・。
ここまでOKとネタを探すのが大変だろう。
そういうことか!!
「セバスチャン!!ナイスだ!!」
「?」
吾輩は屋敷につき、キャベツ太郎をこうもり達に配る。
「ほれほれ、みんな食べろ♪」
「ヤェイ、ヤェイ、アインツ、ナイスだぜ」
「い、い、い、頂きマンモス!!」
「これが噂のキャベツ太郎か・・・」
こうもりたちも嬉しそうに食べている。よかった。よかった。
吾輩はキャベツ太郎の袋を片手に考える。
なぜ・・・このキャラは・・・警官なのだろう?
しかも、蛙だし・・・。何か意味があるのか?
一体、誰を逮捕しようとしているのか、派生形でたまねぎさんというのがいたな・・・。
玉ねぎ泥棒がどこかにいるのかもしれない。
そいつが犯人です!!
吾輩は部屋に帰りコメントを開く。
あら・・・いっぱい。来てるな。
駄文を載せてしまった・・・。この勢いコメントに。
みんな優しいな・・・。
むしろ、俺よりひどい扱いされてる人もいるだろう・・・。
そうか。やっぱりそうだよな。
吾輩は考える。
人っていうのは、いい人、悪い人以外にいい時、悪い時ってのもある。
誰かが書いてた・・・情けは人の為ならず。けど、いつかその情けは自分に帰ってくるって。そういうことなのかもしれない。
いいことすれば、いいことが帰ってくるよ。
悪いことすれば、悪いことが帰ってくるよ。
まぁ、吾輩がいいことしたのかは定かではない。
吾輩は考える。
こんなに温かい人たちがいる。この場所を悪く言うのは・・・。
いけ好かん。
けど、悪く言うのは・・・きっと何かヤなことがあったんだと思う。
そのヤなことっていうのが、なんなのかは、わからない。
けど、それを他の人にぶつけて欲しくない。
勢いレビューをかました件で、コンテストの通過作品を汚すような言葉があった。
だから、消した方がいいよって書いた。
今は、その作品自体無くなってるけど。
誰かに自分がくらった悪い思いをぶつけてはいけないと思う。
自分がその時味わった、嫌な気分と同じ気分にさせていいはずがないんだ。
きっと。
吾輩は眠りにつく。
「旦那!!ちょっと待った!!何ですか、このタイトルは!!」
「うん?」
「母、北条政子。父、正義。孫、正義。資産 141億アメリカドル。ギガやばい!よろぴくぴく~♪。ふざけすぎだーーーーーーーーーーー!!」
「えっ?」
吾輩のお説教はつづく。夜遅くまで。
≪つづく?≫
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