第163話 不明

まだ、春である。美紀の家に言った翌日、学校に着く良太。

良太「いや、昨日は緊張したよ」

公太「そうか・・・ご挨拶は緊張するだろうな・・・」

美紀(そう・・・結婚のご挨拶)

良太「けど、うまくいったよ」

公太「まぁ、失敗ってのもないだろう」

良太「確かに・・・そうだね」

美紀(娘さんを僕にください・・・・おとうさん)

  (いいや・・・それはだめだ)

  (僕が美紀さんを絶対幸せにしてみませます!!)

  (きゃぁーーーーーーーーーーーー!!////)

  「////」

公太(また・・・ぶっ飛んだ妄想してやがるな・・・末永・・・なんかわかってきたぞ)

  「良太・・・お前は大変だ。」

良太「えっ?」

公太「その内わかる・・・お前にも」

良太「・・・」(なんのことだろう?)

アルゴ≪いつも、考えろとアルゴさんが言ってるだろうが≫

良太≪・・・そうでした≫


良太と公太は二人で話す。

良太「公太は・・・どこの高校いくの?」

公太「う~ん・・・あんま関係ないんだよな・・・」

良太「えっ?」

公太「いや、高校は卒業すれば・・・消防士の試験は受けれるから」

良太「そうか・・・」

公太「どこにいこうか・・・・悩んでる」

良太「そうだよね・・・決めようがないよね・・・僕も結構悩んでる」

公太「・・・どこにいこうか・・・あみだくじで決めようかな」

良太「それはいいかも♪」

アルゴ≪おい、馬鹿者達!!≫

良太≪えっ!!≫

アルゴ≪先ほど・・・ちゃんと考えろと言ったよな・・・俺は≫

良太「公太!!それじゃあ、だめだ!!」

公太「えっ?」

良太「しっかり、考えるんだ!!思考を止めるな!!」

公太「・・・おう・・・そうだな。くじはやめよう・・・」


公太が一人で歩いていると学校が少し騒がしい。公太は異変に気付く。

公太(なんだ・・・)


公太は学校を見て回る。

公太(あそこらへんから・・・)

  (なんだ・・・悲鳴!!)


公太は現場に走っていく。

公太(何が起きてやがる!!)


現場に到着すると教師と生徒が倒れていた。

公太「こりゃ・・・」

デブ田「公太さん・・・」

公太「何があった!?」

デブ田「あいつがいきなり!!」

?「・・・」

公太「デブ田、今度は信じる!!」

  「おい、お前!!何やってんだ!!」

?「・・・うるさいな」


?は公太の顔面に攻撃を放つ。公太は避ける。

公太「おわっ!!」

?「・・・結構やるね」

公太「お前は・・・悪者決定だ・・・」

?「・・・悪者・・・・そうかもな」


公太と?が殴り合いを始める。

公太「ぐぅ!!」(こいつ・・・強い!!)

?「まぁ・・・その程度だよね」


良太が現場に駆け付ける。?は良太の存在に気付く。

良太「公太!!」

?「!?」

良太「これは・・・」

?「お前は・・・貸があるのか・・・見逃してやる。他にやることもあるしな」

アルゴ(こいつ・・・)


?はその場からいなくなる。公太に駆け寄る良太。

良太「大丈夫か・・・」

公太「あぁ・・・なんだあいつ・・・やばいやつだ」

良太「えっ・・・」

公太「俺らと同じくらいなのに・・・」

良太「そうだね・・・」(誰だったんだろう・・・)


学校に警察が駆けつける事件となった。

美紀「公太・・・大丈夫?」

公太「あぁ・・・お前のおかげで・・・体力ゲージを増やしたからな・・・」

美紀「?」

良太「なんか・・・おおごとになってるね」

公太「あたりまえだ!!生徒数人に暴行して、教師に暴行して、止めに入ったやつに暴行して、とんでもないやつだ!!」

美紀「・・・怖いね・・・」

良太「う・・・ん」

公太「末永なら・・・倒せたかもしれないがな・・・」

美紀「あん!?」


布団でアルゴと話す。

良太「今日は・・・」

アルゴ「忠告しておく。今日のあいつには関わるな!!」

良太「えっ・・・」

アルゴ「いいか。絶対だ!!」

良太「わかった。」

アルゴ「今日の感情を言え」

良太「・・・わからないことだらけで・・・不明だよ・・・」

アルゴ「不明か。覚えとく」

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