ワールドエンド・クライシス
lest
第1話
百年前。この世界は支配された。
誰がどうやって造ったのかも分からない、機械仕掛けの神様《デウス・エクス・マキナ》と、その信奉者わずか千人によって構成された組織
《エクシズ教》。
そして
――――――――――――――――――――
声が聞こえる。誰かが大声で叫んでいるようだ。
「
俺の名前が呼ばれている。ああ、アイツか。
せっかく綺麗な声をしているのに、毎度のことそんなに叫ぶと喉を潰してしまうだろう。
机に伏せていた半身を起こし顔を上げると、そこにはやはり俺の所属するクラスの担任であり、数学教師でもありなにより俺の従姉妹でもある女、
学校にいるはずなのに、彼女は制服を着ていない。あいも変わらず安物の地味な髪留めで前髪をぴっちりとそろえ、髪も染めておらずストレート。服装だって、色気を感じさせない紺のスーツと肌が全く見えない真っ黒のストッキング。
教師だからといって、ここまで俗感が無さすぎるのもどうかと思うのだが……。
「……おはよう」
俺が律儀に挨拶をしたやったというのに直後、俺の脳天に教科書が振り下ろされた。しかも縦に。
「いっった……!」
「私の授業中に堂々と居眠りしといてなにが『……おはよう』よ!」
「……別にお前の授業じゃなくてもどうせ寝てたっつーの」
「なお悪いわ!」
そして今度は教科書の横腹で顔面に一撃。
「うぐっ!」
寝起きに二発もくらい、不機嫌な顔で琴葉を睨みつけた俺に対し琴葉は、
「……なによ、その目は。文句があるならこの問題でも解いてみな…………あ」
「何だ、黒板の問題を解けばいいのか?」
「そっ、それは……その……」
さっきまでの勢いが急に収まった琴葉を、他のクラスメイトは不審げに見つめていたが、俺には当然の如く何故だか分かっていた。
「さ、さーて。それじゃ、気を取り直して……」
俺は、ガラッ!とわざと大きく音を立てて立ち上がった。すると同時に、黒板に戻ろうとしていた琴葉の肩がビクッと震えた。
わざとらしく琴葉の横を通り過ぎ、黒板にたどり着くと白のチョークを手に取り、まずは問題を見た。
「……なんだ、ただの二次関数かよ。こんなん小学生でも解けるぞ」
まあ、まだ入学して間もないわけだし、ある程度簡単な問題を出されるのも仕方が無いか。
そして、スラスラと丁寧な途中式を含め黒板に書き連ねていく。
「ほら、これであってるか。一宮先生?」
「チッ」
「教師が舌打ちするもんじゃねーぞー」
「うるさい!」
その一件のあとは寝てても特に文句を言われる事はなかった。
まあ、俺の横を通る
――――――――――――――――――――
いつも通り、教師の話を全て聞き流していた。俺だったが、今回の話は、どうしても聞き流せなかった。
「えーでは、これにてHR《ホームルーム》を終わりにしますが、その前に一つ、重大なお話があります」
一度言葉を切った
「今から二十二年前、反エクシズ教を掲げたテロ組織、通称《エゴイスタ》と呼ばれる者達がテロ活動を開始し、この国に転覆の危機を招いた。そしてそれから五年後。あなた達が生まれた年に起こった大規模な戦争の
何人かが
このクラスの中にその話を知らない奴なんて一人もいないだろう。
「最近、それらの反政府組織の意思を継ぐ新興勢力が姿を現したとの事は、皆さんもニュースで聞いたと思います。そして昨日、この近辺でも目撃情報が上がりました」
ハッと息を呑む声が聞こえた。
確かに、この現代社会に反抗する者達がいて、その中には、一般市民をも巻き込む
だが、彼
理由は、《エゴイスタ》のリーダー、
さしずめ、俺がその新興勢力とやらと関係を持っているかもしれない、なんて考えでもしたのだろう。
空気が悪くなってきた所で、琴葉は手を打ち鳴らして皆の視線を自分に向けさせた。
「そういうことなので、登下校等のみならず外出する際は極力一人でいる事を避けるように。それでは、
「は、はいっ!」
名前を呼ばれたクラス委員長の
「起立、気をつけ、礼!」
そして一斉に話し出すクラスメイトをよそに、俺は一人で帰路に着こうとカバンを持ち上げた。教室のドアに向かうと、俺の背中にいくつもの無遠慮な視線が刺さった。
それを無視して教室を出、さらに歩くこと数分、ようやく学校を出ると校門の前に留まっていた車からメイド服を着て、ココア色の髪をピンクのリボンでまとめた姿の少女が出て来た。
「おかえりなさいませ。昴様」
「……だから、迎えは要らないって言っただろ」
「そういう訳にはいけません。昴様にそのような苦労を負わせてしまっては、和馬様に示しが付きませんから」
そう言うと、彼女は俺を車に乗せ、更にその隣に座り扉を閉めた。
金色の長髪が特徴的な彼女の名前は
「おかえり〜昴」
さらに俺を出迎えた右隣の少女の名前は
「ああ、ただいま」
そして、こうして二人を俺の隣に座らせているのも俺が希望しての事だ。
別に、美少女二人をはべらせる趣味などは持っていない。俺にとって二人は家族なのだ。いわば兄妹のようなもの。
だから俺は、基本的に一人でできる事は自分でやるようにしている。だが、俺一人で出来ない事、俺一人でやってしまうより二人三人がまとめてやった方が効率的な物など(料理や洗濯など)は任せる事にしている。
ルシアとしては、もっと頼って欲しいみたいで、学校などで家を空けている時などに余計なお
俺はいつも、「エリカ程ではなくても、家に居る時くらいはもっとリラックスしていい」と言っているのだが、そうするとルシアは、決まって気難しい表情になる。
ルシアとエリカは、俺よりも一つ年が下で、俺は二人が生まれた時からずっと一緒にいる(らしい)。
だから、ルシアのその表情から、なにを考えているのかが俺にはだいたい分かる。
ルシアは迷っているのだ。俺の言葉を受け入れて、家族として接するべきか、ルシアの母親から授かったメイドとしての責務を果たすべきか。
その選択に俺が口を出す事は出来ない。それは、本人以外が決めていい問題ではないだろうから。
だが、恐らく、ルシアにとってはどちらも大切なのだろう。俺の、数少ない切実な頼みも、母親から課せられた重大な責務も。
そして決断がつかず、こうして平行線で、ルシアは今までと同じ行動をしている。
いや、今までと同じ行動しかできないでいる。
そうして、日々悩むルシアとは対照的に、エリカは相変わらずのほほんとした表情で、何を考えているのか、俺はもちろん、ルシアにも分からないそうだ。だから、逆に心配になってしまう。
俺って、こんなに心配性だったか………?
「ねえねえすばる~」
「ん、どうしたエリカ?」
エリカは、ほとんど無表情だがほほんとしたいつも通りの表情で言った。
「彼女はできたの?」
「なっ……!」
その質問に驚いたのは俺ではなくなぜかルシアだった。
俺の方はというと、対して驚きもせずただ少し呆れたようにたしなめた。
「お前なぁ、入学してまだ一ヶ月も経ってないんだぞ?」
「でもさ、一目惚れとかしてたり……」
「ねーよ」
俺が素っ気なく答えると、エリカは「そっか……」と相変わらず感情の読めない表情で言い、ルシアはほっと胸を撫で下ろしていた。
「つーか第一、俺の父さんの事を知っている奴らが、俺なんかに近づこうとすると思うか?」
「思わない」
「ですね……」
妙にキリッとした表情で即答するエリカに珍しくルシアが同感といった表情で頷いていると、俺達を乗せた車はもう家のすぐそばまで来ていた。
「ただいま」
「ただいま〜」
「ただ今帰りました」
扉を開け家の中へと入る。
俺の家は、家系の都合上メイド二人及び召使い数名を雇ってはいるが、富豪と言えたのも十年以上昔の事だ。
理由は簡単。ウチの父親が反政府活動を始めたせいで、それ以降の収入がしばらくは完全にゼロだったからだ。
最近は、ルシアとエリカも含めた召使い達が兼業をしその内の少なからぬ金額を家に入れてくれているので、それと父さんの
俺がまだ物心つく前までは屋敷に住んでいたのだが、それもとっくに売り払われ、今は(人数の都合で)普通の家よりも
だが、それだけの豪邸を売り飛ばしただけあってそれなりの金額が貯まっているから、この調子で行けばあと二、三十年は安定した生活ができる。
だが、それではいけない。
あとたった二、三十年の安寧よりも、その全てを資金として使い、
「この偽りの世界を変えるのだ」。
それが死んだ父さんの意思を継ぐ俺達の使命なのだから。
なんとしても、
機械仕掛けに染まった偽りの世界よ。
お前達に、この世界にもうじき、
その時を、せいぜい楽しみに待つといい。
――――――――――――――――――――
何の変哲もない翌朝。自室にて。
「……起きてくださいませ、ご当主様。……起床のお時間になりました、起きてくださいませ……」
だが、眠気に勝てず、俺は起き上がる事が出来ずにいた。
「う、ん〜にゅ」
俺は眠気と戦っている時に、決まってこの変な唸り声が出てしまうのだが、「家族」曰くそれが普段の俺からは創造も出来ないような猫なで声で、実際に録音してもらい聴いた時には恥ずかしさで死にたくなる程だった。
だがそれは、
以前は、起こしに来るのは基本的にルシアで、ルシアが来れない事がたまにあると、他の誰かが起こしに来るという形だったのだが、最近は何があったのか、毎日交代で別々の人が起こしに来る(しかもなぜか全員が女性だ)。
「はあ…はあ…昴様、早く起きて……」
「うぅ……ん?」
「もう………ダメ!」
「ぐふっ!?」
「ぐぇへへへ……すばるひゃま〜」
「ちょっ!何やってんの千鶴さん!?」
俺に抱きついてきたのは、現役大学生にしてルシアやエリカと同じく小さい頃から二宮家専属の召使いをしている
「起きない子は、こうだ〜!」
「んぐっ!」
更に千鶴さんは、俺に抱きついたまま頬ずりをしてきた。
くそ……いい匂いがする……。
「ちょっ……起きてる!起きてるから!」
「そーれ、うりうり〜」
だめだ、全然聞こえてない……。
千鶴さんのあまりの
「何をやっているのですか、千鶴姉様!」
ルシアが助けに来てくれた。
「今日は私が当番ですよ!」
と思っていたんだが……あれ。なんか俺、勘違いしていたみたいだ。
「あ、いや、そうじゃなくて。昴様はもう起きていらっしゃいますよ」
「あら」
正気を取り戻した様子の千鶴さんは、熱い
「お早う御座います。昴様」
「うん……おはよう。千鶴さん……」
こんな美人に抱きしめられて役得……とはさすがに思えなかった。
「ごちそうさま」
朝食を済ませ、自室で制服に着替えて準備を整えると、ノックの音が響いた。
「入っていいぞ」
「失礼します、昴様。ルシアで御座います。護送車の用意ができましたので、お声をかけてくださればいつでも出られます」
「いや、だから送迎は別にいらないって……」
「そういう訳には参りません。昴様に、不要なご負担をかけては、和馬様に合わせる顔がありません」
「またそれか……」と呆れる一方、その言葉に弱い自分が少し
「……はあ、分かったよ。もうすぐ準備終わるから、先に車に行っててくれ……」
「
綺麗にお辞儀をし、ルシアは部屋を出た。
「……はあ」
思わずため息が
また、周囲にあの視線を向けられると思うと、ある程度慣れているとはいえ、さすがに少しばかりうんざりする。
俺の通っている学校は、エクシズ教団の元に設立された兵士を作り出すためのいわば士官学校だ。そこで俺達生徒は通常の銃器やナイフなどの武器の扱いを習い、そしていずれは
ちなみに、神器の仕組みや原材料など全て謎で、知っているのは作り出した張本人である
俺達がこうして潜入しているのは、それらの謎を突き止めるためでもあるしな。
「よし、準備完了……と」
バッグを持ち、玄関を出ると門の前にはすでに車が停めてあった。
そして同時に後部座席のドアが開きルシアが出て来た。
「お荷物をこちらへ」
そう言ってルシアが差し出した手にバッグを持たせる。そしていつも通りエリカ、俺、ルシア順で座ると、運転手である初老の秋津さんが、「それでは出発致します」とだけ言い、学校への道のりを走り始めた────のはいいが、数分後に俺達は行く手を
見た所、普通のコンビニエンスストアを中心に人が集まっているようだ。道路の他の車も止まっていて、通路が完全に塞がれている。
「どうしましょう……秋津さん、なんとか迂回できませんか」
「そうしたいのはやまやまなんですが、人が密集していてどうにも……」
「なら、一回外に出てみれば?」
「そうするか……」
そして、人が集まっている原因を探るため、俺とルシアとエリカの三人は、人混みの中へと入っていった。
すると、どこからか会話が聞こえてきた。
『なにこれー何でこんなに人いんの?』
『なんでも、強盗が人質とって
『なにそれ!なんかテレビとかでよく見るヤツじゃん!』
男女二人組の会話から察するに、この人混みはほぼ全て
「ともかく、このままじゃあ動けなさそうだな」
こりゃあ遅刻は
「かくなる上は、私が昴様をおぶってでも……!」
「それはさすがにやめてくれ!」
これ以上周りからの俺のイメージを下げるのはやめてくれ!
すると突然、ざわめきが勢いを増した。
「お、おい!犯人が出て来たぞ!」
「人質も一緒だ!すげえ、ドラマみてー!」
「危ない、下がって!銃持ってるわ!」
「おい、警察はまだか!」
こりゃあ、面倒事に巻き込まれる前に立ち去った方がましだな。
「おーい、二人とも、一旦帰るぞ……ってあれ?」
周りを見ると、さっきまで俺の後ろについていた二人がいない。…………もしや。
すると、なにやら前の方で声が聞こえる。
「なんだ!メイド服着た二人組が犯人に突っ込んでいったぞ!?」
「危ないぞ!」
やっぱりかー。
まあ、
「すいません、ちょっと通して……」
なんとか人の間を
「はあ……」
そして俺は、目立たぬように一人車に戻る。
「秋津さん」
「はい」
「遅刻しちゃうんで、行ってください」
「え、しかしそれではあの二人が……」
「いや、大丈夫ですよ……だって」
そして俺は、二人の美少女が脚光を浴びる姿を、憂いのような、憐れみとも取れるような表情で見つめながら。
「あいつら、たぶんしばらくは解放されませんから」
そして、僕を乗せた車は二人を置いて再び出発した。
その日はある程度時間に余裕を持って家を出たおかげで、時間ギリギリでなんとか間に合った。
放課後聞いた話によると、その後野次馬に取り囲まれて半ば強制的な撮影会のようなものがはじまってしまい、気がつけばテレビの取材まで受けていたと言う。
そしてその話をした直後、テレビでやっていたニュース番組ではちょうどその時の映像が流れていた。
ルシアは困ったように笑いながら(もちろん愛想笑い)で取材に応じ、エリカの方は長い事マスコットのような扱いをうけたことにより不機嫌な顔をし、取材陣に対しては終始そっぽを向いたままだった。
その時の映像を観られるのが恥ずかしいのか顔を赤くしながら頬を膨らませたルシアの頭を撫でて慰めながらテレビを観ていると、エリカは疲れたのか自室のある二階へと上がっていってしまった。
「昴様」
ひとしきり撫でられ満足したのか、ソファに座っていた俺の隣から移動し俺の真正面にきた。
「なんだ?」
「なぜ……なんで置いていったのですか!昴様のバカ!」
「いや、なんでって言われても…………遅刻しそうだったから?」
「だからって家族を置いて行きますか普通!?」
「ああ、うん……なんか……ごめん」
「ごめんで済んだら警察はいらないんですよ!」
えー、お察しの通りルシアは、キレると敬語は健在しつつも言葉遣いが汚くなり、少しばかりヒステリックになる。
正直言ってここまで来るとかなり面倒臭い。
「昴はいつもそうです!なにかと私達召使いのこと敬遠して!せっかくの気遣いもいらんいらんと振り払って!そんなんだったら私達のいる意味ないじゃないですか!」
「おい、なにもそこまで────」
「そこまでしたのは昴様の方です!」
ああ、こりゃあ相当溜まってるな。
どうしようかと頭を掻いていると、ルシアの叫び声を聞きつけたのか、エリカがパジャマ姿で眠気まなこをさすりつつ降りてきた。
「お姉ちゃん」
「えりかぁ……ううっ……ぐずっ」
既にルシアの顔は大粒の涙で覆われていたが、そんな事意にも介さずエリカはそっとルシアを抱きしめた。
「大丈夫だよ、お姉ちゃん。昴は皆に気を遣っているだけだから。絶対、皆を嫌いになったりしないから……」
「うんっ……うん。そうだよね……。ごめんね、エリカ、昴」
美少女二人が抱き合う姿はやっぱり画になるなあ……などと眺めていると、エリカが視線で合図してきた。
しょうがないか。俺は周りに聞こえない程度の音量でそう言うと俺もルシアをそっと抱きしめた。
ルシアの息を呑む声が聞こえる。だが、それを気にせず俺はさらにぎゅっと抱きしめると、頭を撫でるように、背中をさするように優しくいった。
「今回は、俺が悪かった。ごめんな?」
シンプルな謝罪の句だったが、それでもルシアは首を横に振った。
「いえ、私達が悪かったんです。つい強行手段に出てしまい、無闇に人々の視線を集めて……危うく昴様までその注目の的に入れてしまう所でした」
ようやく落ち着いたのか、既に口調は元に戻っており
包容を解き、正面に向き直る。
「いや、いいんだ。それよりも、だ……」
俺は表情を引き締めて言った。
「覚られるような発言はしていないだろうな」
先程テレビを観てある程度は確認したが、未公開の部分があり、そこでつい口を滑らせている可能性も否定できない。
「「一切も有りません」」
「ならよし」
そして再び、今度はエリカも一緒に頭を撫でると、俺は部屋に戻った。
そう、俺達には、決して他人に知られてはならない使命がある。
それは、自らの命と誇りすら捨ててでも守らなければいけない。そういう風に造られている。
俺達は、意志を継ぐ者。
さあ、
お前の全てを
俺は必ず、この世界を壊す!
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