絶望――影の中へ

「私だけで十分だから!」


「おい! 放せよ!! てか、行くのか、行かないのかはっきりしろよ!」


 一真の叫びにようやく月は手を放した。たたらを踏むように一真はふらついたが、すぐにバランスを戻した。振り向いた時には月はもう、一真を見ていない。その姿は消えていた。


「あいつ……!」


 月がいた場所に手を当ててみたが、何の反応も無かった。制服の胸元から折鶴を出しても見たが、やはり何も起こらない。


「月……」


 日向がぽつりとつぶやいた。一真は怪訝に彼女の方を見やった。


「お前、なんで?」


「月ったら勢いのまま、飛び込んで行ってしまったから“うっかり”置いていかれてしまったよー! えーん」


 泣く真似をしながら日向が片方の瞳を閉じ、舌を突き出した。一真は驚きを感じながら、首を振った。


「お前は……でも、いいのか? 主人に逆らったりして」


「私達は主従関係じゃない!! って月が依然、私に言ってくれた事があってね。だからいいの。私は私の意志で彼女に力を貸すし、貸したくなかったら貸さない。で、今の所、月の恋敵……じゃ、なくて、一真君の友達に危機が及んでいて、それを助けようとしてる君に力を貸そうと思ってます。うん」


「力?」


「うん、と言っても、未来ちゃんのいる場所に君を運んであげるだけだけどね。そこまでしか私は出来ない」


 後は自分でやれということらしい。だが、それだけでも、何も出来ない一真にとっては感謝しなければならない。わかったというように一真が頷くと、日向は微笑んだ。


 途端、日向は昨日見せた時と同じ、燦々と輝く光を発し始めた。赤い髪がふわっと浮かび、髪の紅色に燃え上がり、天に昇る。その中で微笑みだけがくっきりと浮かびあがる。人間だった影。その背に二対の翼が生まれた。日向の髪と同じ赤く燃える太陽のような翼だ。


 光が消えるとそこにいたのは、人の姿に翼を生やした天使だった。いや、そうとしか表現のしようがない。


「天使!?」


「いや、あんまり人の姿を崩すと一真君が驚くかなぁと思ってこうしたけど……完全な鳥になった方がよかった?」


 そういう問題ではないと、一真は思ったが口には出さなかった。どういう問題? と返されても答えようがなかったから。


「我、陽の鬼神にして、物の怪を厭ち、怪異を払う者なり。この翼、不滅の翼なり。ひとたび振れば、何の心癒せん、何の雨雲引き、わが身を護り何れの鬼をも撃退せしむ。わが身を決して見るべからず」


 ぱっと、真紅の翼が広がり、日向はしゃがんで、一真の方を見、にっこりと笑った。「乗れ」ということらしい。躊躇いながらも、肩に手を当てる。人肌とも違う、太陽の穏やかな光のような温もりがそこにはあった。日向は地を蹴った。途端、一真の体はふわっと浮き上がった。

 

 飛行機が離陸する時には後ろに思いっきり引っ張られる感覚がするが、それとは全く違う。例えるなら、風船が手を離れて空に浮き上がっていくような感覚。


 空を飛ぶのではなく、風に乗って蒼い空を泳ぐ。雲と戯れ、地上の景色は川の流れのように通り過ぎていく。空高い所にいるにも関わらず、一真が感じたのは恐怖よりも感動だった。


「へへー、これで月とあいこだねー!」


「何の話だ」


「月は昔、一真君をおんぶしたらしいけど、今私もおんぶしてる。ふふ」


 不気味な笑みだったので、それ以上の追及はしなかった。地上を見回してみても、人の姿は粒のようで、どんな表情を浮かべているかも分からない。地上から見ると自分達はどう見えるのだろう? この疑問を読み取ったかのように日向は言う。


「大丈夫。術を掛けたから、地上の人々は私達の姿を見る事は出来ない」


「地上は? あ、でも空は?」


「ハハハ、心配性だなぁ。空を飛ぶ人間なんていない……」


 遠い遠い空の向こうにヘリコプターが一機見えた。なぜだか、分からないがそのヘリはふらふらとした飛び方で、操縦士がよっぽど下手か、それとも――


「日、向さん?」


「う、だ、大丈夫。すぐに忘れる筈。あ! ほら、未来ちゃんの家!」


 日向は話題を逸らすように指差した。一真は慌てて地上に視線を戻した。


 日向が一気に高度を降ろし、未来の家が大きく近づいてくる。日向はベランダに鳥のような滑らかさで着地した。まだ、完全に降りないうちに一真はベランダに降りて、窓を見、目を見開いた。


 彼女の部屋を実際に見た事は一度もない。だが、それでもこの中の様子が明らかに異常だという事はわかる。


 床には本と置物の破片が飛び散り、ベッドの上では布団とマットが引っ繰り返り、その中にいる者を何かから守るようにバリケードのようになっている。そのベッドの隅に独りの少女の姿があった。頭を抱え込み、何かぶつぶつ呟いている。


「未来!」


 一真は叫んで、窓を開け放った。鍵は掛かっていない。空けた拍子に大きな音が立ち、未来の肩がびくっと震えた。


「嫌ぁああっ!! 来ないでー!!」


 一真はその叫びに怯んだ。この状況、誰かが見たら一真が未来を襲っているかのように見えるかもしれない。が、すぐにそんな事を思う自分の臆病さを叱咤する。


――そんな事ばかり、考えているからいつまで経っても俺は強くなれないんだ。


 部屋に入り、未来へと駆け寄る。床に散らばった破片が足の裏を傷つけ、一真は顔をしかめた。それでも、ベッドへと進む。


「未来、俺だ!!」


「嫌! もう、騙されないからぁ!!」


 マットを引き離そうとする一真の腕を未来が物凄い力で突き飛ばす。虚を突かれて一真は後ろへと転がった。いつも剣道では負けるが、力自体は一真の方が上の筈なのに。


「未来、俺だって!! もう、安心していい!」


「止めて、来ないで!!」


 さっきよりも強い力で未来を、その腕を抑えて顔を近づける。未来の顔は恐怖で引き攣り、瞳は見開かれていた。視線は一真を通り越して、別の場所を見つめていた。



 どうにかして落ち着かせる必要があった。恐怖に無力に怯える少女。一真は前にもこんな事があったような気がした。


 奇妙な事にそれは月との思い出だった。


 思い出の中の月は泣いていた。どうしてなのかは分からない。いつも毅然に戦う彼女がどうして、泣いていたのかは。何を恐れていたのかも。だけど、一真はその時――


「大丈夫だから。俺がいる。俺がいるから、だから大丈夫。独りじゃないから!」


 一真は未来の肩を抱いてそっと耳元で呟いた。尋常ではない力を抑えている為、まるで余裕がなく、一真の顔に浮かんでいるのは苦悶の表情だ。


 だが、それでも暴れる腕が少しずつ大人しくなっていく。ふと、未来は一真を見た。まるで今、初めて彼の存在に気が付いたかのように、そっと震える声で確認する。


「え? 一真? 本当に?」


「何、言ってんだよ、こんな間抜け面は俺以外にいないだろ」自虐じみた冗談で一真は笑いかけた。が、直後思いっきりベッドに押し倒された。


「一真! 良かったぁ!!」


「え? え?」


 一真は驚いて助けを求めるように日向を見たが、彼女はにやにや笑ったまま動かない。さっきのやり取りでも、助けてくれればいい物を、まるで動いてくれなかった。


 仕方なく、一真は未来の降ろされた長く黒い髪を撫でた。幼子を落ち着かせるように。安心させるように。それから気まずそうに言った。


「あの、俺の体から降りてくれない、かな?」


「へ?」そこで初めて未来は今の状況を把握したようだった。ぱっと反射的に一真から離れ、顔を耳まで、まるで日向の髪のように真っ赤に染めて下がる。


「いや、これはその……」


「お二人さーん。いちゃついてる所悪いのだけど」日向が冗談めかして言った。未来がびっくりしてそちらを見る。一真も窘めようとそちらに顔を向ける。


 が、日向は口で冗談を言いつつも顔はまるで笑っていなかった。部屋の一角を凝視している。日が当たらず陰となっている部分だ。一真は一瞬、なぜ日向がそちらを見ているのが分からなかったが、未来は肩を震わせ怯えた声を上げた。


「あ、あいつよ」


 そこで初めて気が付いた。暗い陰の中で何かが蠢いている。それは粘々とした柔らかく溶けかけた液体と固体の間のようだった。元は人間だったかのような姿。例えるなら生きる屍。体が腐ってもなお動き続ける怪物……。


 瞳の無い瞳孔が未来を見通し、歯のない口が微笑み、爛れて定まった形のない腕が抱くように広がる。ゆっくりとそれは立ち上がって女性を模り始めた。

 怯える未来を庇うように一真が立ち、その前で日向が仁王立ちしている。真っ赤な翼から焔が零れ落ちては、目の前の物の怪を威嚇するようにしゅうしゅうと音を立てる。


「あ、あれが月、さん?」未来が驚いた表情で一真に尋ねた。そう見えても仕方ない。未来の予想は全くの見当違いではないが、一真は首を振った。


「いや、あいつは月の式神……て、わかるか?」


「な、なんとなく」未来は頷いた。


「ヲイ、オ前ェ」


 どすの利いた声が前方で響いた。それが日向の声だと気づくのに、一真は数秒を要した。日向の口から、袖や袴の裾から火の粉が飛び散っていた。


 爛々と輝く瞳は恐ろしくて、直視できそうに無かった。恐ろしさだけで言えば、目の前の物の怪とさして変わらない。一真の腕を掴む未来の手に力がこもった。


 違う、彼女は味方なんだ。一真はどうにかそれを未来に伝わるようにその手を握り返した。だが、彼自身恐ろしさを感じていた。そんな事を思う自分に対する嫌悪感も同時に。


「月と戦っていた筈だよねェ? なんで、お前一人なんだよ」


 日向の言葉に一真ははっとした。そうだ、月は一真よりも先に物の怪を退治しに行った。あの時、一真があの少女に殺されかけた時と同じように。助けるのは日向ではなく、月であった筈なのに。そして一真はおぞましい予感を感じていた。あの時の月の反応。


 物の怪がいるとわかった時のあの取り乱し方、血気早い行動。なぜそうなったのか一真にはわかりようもないが、彼女の心は今、とても危うい。


「お前、月を一体どうした!!」


 一真が後ろから一喝すると、その物の怪は顔をそちらに向け、首を傾げた。


「お前……へぇ……おもしろい」それは人の言葉だった。影の顔が少女の顔へと変化し、髪が茶色に変化する。黒いからだは白い制服と緑色の縞のあるスカートに。その制服には見覚えがあった。


「お前、桜ヶ丘の……」


「私の苦しみ……痛みで教えてあげるわ……」


 その瞳には生気が無かった。何かに憑かれたような顔で、少女は腕を振り挙げた。その手は、真っ黒な液状に一瞬包まれた後、気付くとナイフを握っていた。反応する間もなく、少女は日向のすぐ脇を通り抜け近づいて、一真の脳天にナイフを突き立てようと腕を振り挙げる。


 避ければ未来に当たる。動くわけにはいかない。せめての抵抗に腕を振り挙げるのが精一杯だった。


――覚悟を決めたその時、脳に声が響いた。


「させない!!」


 直後、部屋の一角、影のいたその場所が白い光に包まれ、漆黒の太刀が飛び出した。少女の体がびくっと震えて動きが一瞬止まった。


「おぉあああっ!!」恐怖を振り払うように一声放ち、一真はその少女の頬を思いっきり殴り飛ばした。


――途端、腕を伝って何か電撃のような物が体を這いずりまわった。心臓がまるで呼応するように激しく鼓動を刻む。


「ぐはああ!!」少女の物の怪は一真の鉄拳に吹き飛び、床を転がった。


「貰ったぁああ!!」


 その頭めがけて月が太刀を振り下ろしたが、物の怪は瞬時にまたあのドロドロとした液状に姿を変え、俊敏な動きで避ける。


 月は舌打ちしながら一真と未来を庇う位置まで下がった。


「生きてるって信じてたよー、月」日向がいつものにへらとした笑みを浮かべて月に言った。すまなそうに、しかし窘めるように月は返す。


「ごめん。熱くなりすぎた。でも、なんで、一真を連れてきたの?」


 これに日向は答えるつもりだったのだろうが、物の怪が再び襲いかかってきていた。あの黒い液状の腕を飛ばし日向の体を包み込んでいた。


「日向!!」


「さぁ、私と一つになろう」影の声が聞こえた。それは複数の人間の声を混ぜ合わせたかのように、耳障りでおどろおどろしい。


「やれやれ、動く場所が少ないってのは不便だよね」


 日向はぱっと腕を伸ばしその黒い腕に触れた。途端、そこから真っ赤な炎が吹き上がり、物の怪は慌てて引いた。噴き出る筈の血は無く、燃え移った火がその代わりとなる。


「貴様らぁ……あたしの、わたしの、私の、苦しみ、痛み、憎しみ、全部全部知らない癖にぃいい」


 幾多もの人間の声が次々と脳裏に響いた。そのどれもが、恨みに満ち満ちている。これが、本物の物の怪。生の感情が生み出した怪物。だが、どこか憐みを感じさせる。


「知るかっ!!」


 だが、月は一喝して、その言葉の全てを否定した。


 その時、一真は啜り泣くような声を聞いた気がした。目の前の物の怪と同じような負の気。だが、もっと人間らしさの籠った悲しみと物の怪以上に強い怒り。


「私は、私はお前をっ!!」


「月! 熱くならないで!!」


 日向の制止も聞かずに太刀を物の怪を串刺しにするように構え、突っ込む。切っ先は嘘のように影に吸い込まれ、中で白い光を放った。


「光放ち、妖、滅っするは護身・月影の太刀!!」


 内側から膨らみあがった物の怪は次の瞬間には、破裂し、光芒の中に沈んでいく。あまりの燦然とした光に部屋の中が呑まれ、窓ガラスが痺れるように震えて罅割れた。


 一真は未来の体を庇いながら、目を閉じた。黒い液状の体の破片が床や天井に飛び散り、脆くなった窓ガラスを全て叩き割った。


 光が消えた後、部屋の真ん中で月は荒い息を吐きながら膝をついていた。戦いは終わった。その事に一真はほっと息をつき、肩の力を抜いた。


 が、肩だけのつもりが体の力が全部抜けて立ち上がる事が出来ない。未来はふうっと息をついて、顔を手で抑えている。二人が安堵する中、月は全く別の反応を示していた。


「ちっ」


 月の舌打ちに一真は再び体を強張らせた。床に落ちた影が再び広がり、月の足元まで広がっていた。


「つーかまえた……」


 月の足が影に掴まれ、彼女は床に引きずり倒されていた。

 

「さあ、いっしょに、絶望の世界で微睡もう」


 足からその袴の上から黒い腕が巻き付いていき、小さな少女の体がびくっと震えた。


「ふざけるなああ!!」


 月は吠え、太刀を一閃し、その腕を切り裂いて、刃が発した光で消し飛ばす。日向は翼を振るって、あらゆる場所から襲ってくる影の破片を迎撃していた。


 一つたりとも、未来や一真に当てぬように。月は後ろを彼女に任せ、目の前に再び現れた影の物の怪と戦っていた。左右上下から影が襲いかかってくる。


 月は身体を軸にして生きた竜巻のように回転しながら飛び上がり、360度あらゆる位置からの攻撃を弾き、あるいは切り裂いていった。切り裂かれた破片は再び、物の怪の本体と一つになるか、二度と動かなくなった。


 影は身体をすり減らされてどんどんと小さくなっていく。


 先程とは、また別の人の形に化けるが、その影の顔には焦りと恐れの表情が浮かんでいた。月はその顔に太刀を突き付けた。二人とも、この戦いがそう長くは続かない事を知っていた。


 一真は、一瞬自分の身の安全から気を削がれ二人を見た。日向が振り向きさっと顔が青ざめるのが見え、一真の頭の中で警報が鳴り響く。が、もう全てが遅い。


「一真君! 下!!」


 反射的に未来をベッドから突き飛ばした。直後、黒くて巨大な掌のような物が一真の胴体を握りしめていた。


「一真!!」


 月が目の前の敵から目を逸らして一真を助けようとしていた。影が嗤う。一真は必死に叫んで、月に自分の身を守るように言おうとした。


 が、月は聞かずに走る。物の怪の肩から幾つにも分裂した腕が後ろから襲いかかり、彼女の腕と首と足に巻き付いて引き倒す。


「さて、一緒に来てもらいましょうか、こんな甚振り甲斐のありそうな獲物は久々……」


「月!! つ!!」首が閉まり、一真は思わず咽込んだ。


「五月蠅いな……女みたいに喚くな」物の怪は左右にぱっくりと口を開けて笑った。


「一真ぁあ!!」未来が泣き叫ぶ。


 その顔に影の破片がぶつかって彼女の体はベッドの上に倒れて動かなくなる。声を出せないまま、一真は憤怒に顔を歪めた。友達を傷つけられた事もそうだが、その様子を嘲笑うこの物の怪に燃えるような憎しみを感じた。


「この!!」


 日向が掌に火の玉を出現させ本体を焼き尽くそうとする。が、物の怪は自分の体の前に月の体を立てた。日向は舌打ちし、火の玉を消した。


「さて、そこの小娘と式神も連れていきたいが、楽しみは最後まで取っておきたいのでねー。あんたはこいつらと遊んでなぁ」


 影が言って床を見た。ふらふらっと浮かんできたのは、複数の髑髏を固めて作ったかのような塊だった。それが空浮かぶ火の玉の中で蠢いている。


 その一つ一つが独立して動き、あるいは笑い、あるいは怒り、あるいは悲しみ、意味を成さない言葉を吐き出している。余りの気持ち悪さに一真は目を逸らした。


「日向!」


 月は必死の形相で叫んだ。が、それは自分を助けて欲しいという哀願では勿論、ない。


 日向の瞳を見て、静かに月は頷いた。その意味に気が付いた日向は一瞬、躊躇し唸ったが、最後は月に従った。


 月の判断に一真は心から感謝した。


「ふふふ、いい覚悟だね。じゃあ、あたしとわたしと私と陰なる世界で愉しみましょうか……」


 そして、二人は影が出てきた帳の中へと引きずり込まれて行った。



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