調査――掴めぬ実態と募る焦燥

†††

 袖から内側は漆黒、袖は純白という奇妙な色合いの狩衣を纏い、月は幻想とも言える空間の中を飛んでいた。いや、跳んでいた。駆けるように足を後ろに蹴り、その度に彼女の少なくとも見た目には小柄で華奢な身体が、宙を白銀の尾を踵から引きながら跳ぶ。



 沖一真と別れてからすぐさま、彼女は父親の元へと向かうべく、陰の界とよばれるこの世の裏側にある世界に入り込んだ彼女の表情には先程のあどけなさも無邪気さもない。今はただ、使命を果たすという単純な決意が彼女の心を支配していた。


 月が生まれるよりも前から物の怪と相対してきた父が既に出向いているが、それでは目立った成果が上がらないであろうことは、月にはわかっていた。今回の怪異「巫女殺し」を引き起こしている物の怪はあくまでも、女を標的としている。女性の傍にいる男が被害にあうという事はあるかもしれないが、男だけでいてもその物の怪は危害を加えようとはしない。


 月がこうして姿をあからさまに見せながら跳びまわっているのは、物の怪に発見してもらう為。自らを餌としているのだ。



 物の怪の特徴はわかっている。こちらの躯(からだ)に取り憑き、心の奥底に眠らせているトラウマを蘇らせ心理的に追い詰める戦法だ。心の負の気から生まれた物の怪においては、珍しくもない戦法だが、今回の物の怪は女性の心を乱す事を得意としている。陰陽師である月ですら、その例外には当てはまらない。


 理論上からの警戒ではない。この怪異が「巫女殺し」と名付けられた事を考えればすぐにわかることだが、この怪異の最初の標的は巫女だった。それも、物の怪との戦いを既に何度も経験してきた使い手だ。


 月はその事を思い、太刀「月影」を握る手に力を込めた。と、視線の端で何かが閃いた。


 それは巨大な木の枝だった。一本一本が槍のように鋭く、丸太のように野太い。何十本とあるそれが、月の体を串刺しにしようと空気を貫く。月は慌てなかった。


 宙を蹴り、その攻撃の届かない範囲まで一気に駆け抜けた。月のいた場所を空しく突いたその木の槍の群だが、途中で軌道を変え、吸い寄せられるように、地面に降り立った月に向かう。


 月は地を蹴った。木の槍に向かってではない。そこに向かったのでは意味がない事は一瞬の観察でわかっていた。



「根本は……そこっ!!」


 月が咆え、月影が哮け(たけ)り立つような音と共に煌めく。その先にいる手足から木の枝を無造作に生やしていた物の怪が驚いたような表情のまま、叫びを上げる間もなく、胴を真二つに切り裂かれた。


「クソォ!!」


 勢いの余り宙に飛んだ物の怪の上半身にくっついている顔が悪態をつき、腕から木の槍の群を飛ばす。その先にいる月を貫く事が出来るように。月は避けようともしなかった。



「陰の界の塵と成り果てろ」



 月影の輪郭が星の爆発のように明るい白銀色に輝く。腰を捻って右腕を扇を広げるように振るった。



 物の怪の攻撃は弾かれ、その先にいる物の怪本体が太刀の起こした衝撃波によって焼き尽くされ、月が宣言した通り、破片どころか、上げる煙すら光に呑みつくされ、一瞬にして陰の世界の塵と化す。


「ふう」


 その光が消えるのを見届けてから月は息を一つついた。「巫女殺し」の主犯である物の怪ではなかった。奴は――彼女はこんなに弱くはない。たやすく済む相手ではない。とはいえ、物の怪の行動が目に見えて活発になってきているという事実は残る。


 物の怪というのはその殆どが、陰陽師の存在から隠れるようにして、人の負の気を糧に生き続ける禿鷹のような存在だ。こそこそと隠れて力を蓄えて大きな怪異を起こす。物の怪の力の成長には個体差があるし、生まれる時期もまちまちであるから、怪異自体は物の怪の数程、頻繁に起こるわけではない。


 それに物の怪達自体それぞれが、人間の負の気が集まって出来た物だから、協調性などなく、他の物の怪が暴れていても手を貸すなどという事は殆どしない。なのだがここ最近は事情が違う……


「見事だな」


 声が右肩の斜め上から聞こえ、月は振り向いた。漆黒の狩衣を纏った刀真が腕を組みながら月を見ていた。一体いつからそこにいたのか。月はそんな事はおくびにも表情に出さずに頭を下げた。


「父様の修行のおかげです」


「だが、まだまだだな。『影』と戦う事は出来ても打ち破る程ではない」


 月の言葉など耳に届いていなかったかのように刀真は厳しい言葉をぶつける。月は唇を噛んだ。そんな事はわかっている。「影」は強い。殆どの陰陽師や法師が適う相手ではないだろう。刀真は月が倒した物の怪が最後にいた場所を眺めている。


「無論、打ち破るだけが我々の問題ではない。問題はアレがそれほどにまで強くなった原因だ。尤も原因自体は容易に察しがつくがね」


 月は黙って頷いた。


「はい、父様」


 刀真はちらっと月の顔に視線を向けながら尋ねた。


「あの少年は? まさか、ここにはいないだろうな?」


「居たら気配でおわかりになるでしょう」月はちくっと皮肉った。刀真は困ったような顔で微苦笑を浮かべる。自然口調も少し和らいだ。


「怒らないでくれないかな」


「怒ってません」


「いや、怒っている。だが、彼は介入しない方がいい。その前にこの怪異を終わらせるべきだ。違うか?」


 月は再び頷いたが、父親の言い方に少し引っ掛かりを覚えた。


「一真は昔から変わっていなかった。優しい人です」


「わかっているとも。だが、それが問題なのだ。人を思う心は良くも悪くも人の原動力だ。彼は動き方を知っていても、止め方は知らない。ある意味では物の怪よりも恐ろしい存在かもしれない」


「父様……あれは」


「単なる竹刀の戦いであれ程の物だ。物の怪との戦いに巻き込むわけにはいかん」


 刀真はきっぱりと断じた。この論争に勝ち目はない。それを知るのに相手の気を読む必要は無かった。月は黙って頭を下げた。


「勿論です。この怪異は必ず我々の手で終わらせます」


「よろしい。だが、今夜はもう奴も出ては来ないだろう。派手に暴れたからな。“反閇”終了だ。帰るぞ」


 刀真の姿は月が瞬きする間に消えていた。


 月はふうっと物の怪との戦いが終わった時よりも長く細い息を吐いた。刀真は決して認めない。十年前に一真が月を助けてくれたという事も。

彼が物の怪との戦いに入ってくることも。



 口で言う程彼の優しさを知りもしないと月は心の中で怒った。勿論、一真を戦いに巻き込みたいわけではないが、彼が危険な存在だとは思わない。思えない。




 これ以上考え続けても堂々巡りだ。月はそう思い、右腕を突き出し、胸の前で九字切った。


「乾は大いに通りて正しきによろし」



 空間自体が捻じ曲がったかと思うと次の瞬間には、月は元の世界に戻っていた。と言っても見た目の風景自体には何の変わりもない。無造作に立ち並ぶビル群、所々に人工的に生やされたのだと見て取れる樹木がぽつんぽつんと立ち、空には叢雲の合間から月の木漏れ日のような光が覗いている。



 視認できる変化はひとつだけ。膨大な人の気配だ。


 月の来ていた狩衣は元の巫女装束に変わっていた。その手には折り紙で出来た白黒の和服が、もう片方の手には木彫りの小さな刀があった。



 巫女装束ではなく、普段着にしておけば良かったと月は少し後悔する。神社自体からはさほど離れていない場所であるとはいえ、この服装は嫌でも人目につく。京都では神社や寺が多いせいか、古風な恰好をしていても軽く気配を絶つだけで、視線を避ける事が出来たものだが。



 日向がいなくて良かった。月はちらっとそう思った。こんなに困っている顔をしたら、何を言われるかわかったものではない。月は意を決して、神社までの道のりを戻り始めた。陰の界で使ったような力はここでも使えなくはないが、そんなことをすれば確実に注目されてしまう。


 なので、注目を浴びないぎりぎりの許す限りの速さで月は走った。道路を横切り、人の視線をかわし、石段を駆け上がるとようやく彼女は安堵した。鳥居をくぐり、真っ直ぐに宿坊へと向かう。


 自分の部屋に入るやいなや、月は床に顔から倒れ込んだ。視界が途端に真っ暗になる。


「はぁああ。もう疲れた」


「月よぉ。いくら疲れたからって、巫女がそんなふしだらな寝方は駄目だぞー。ちゃんと布団を敷いてその上で寝るものだー」


「うっさい」


 襖の間から覗く舞香の恐らくはにやにやとしているだろう表情に向かって言い放つ。女友達である彼女といる時は多少なりとも饒舌になれる。


「明日はがっこー。今のうちに休んでおきたい」


「準備くらいはしとけよー。出ないと、初登校時から恥をさらしかねないぞー」


 そういう舞香自身は既に学校の準備は済ましてあるらしい。月の行くことになった高校とは違うが、舞香自身も私立の女子高校に通っている。


 共学の学校に行かないのは父親の意向だが、舞香自身はそれになにも反発を持っていないように見えた。いつものほほんとしていて、女子校にありがちな派閥的な争いのようなドロドロとした人間関係とも無縁のようだ。ただ、今は「巫女殺し」の情報を収集する為、遠巻きにではあるが、女子校の生徒たちを注意深く観察している。


「む、それもそうかな」


 月はむっくりと犬のように起き上がり、自分の机に向かった。本棚は小奇麗に整っており、埃ひとつない。舞香が掃除をしてくれたおかげだが、月自身も整理整頓が苦手というわけではない。

 明日必要な書類や授業で使うノートを取り出し、鞄に入れていく。明日一真と同じ学校に行くのだと思うと、不思議な感覚がする。



「舞香」


「ん? なんだー?」


 月が言うか言うまいかと悩んでいると突然、舞香の顔に何かが閃いたという笑みが浮かんだ。


「一真のことかー?」



「なんでわかったの……」


「聞きそうな事ってそんくらいじゃん。京都にいた頃も電話すると五回に一回くらいの割合で一真との思い出話があったもんね」


 舞香の声にからかいの響きが混じる。月は困った顔で言い返した。


「主に聞いてくるのは舞香。そもそもの始まりが好きな人が私にいるかどうかという話で……」


「で、何を言おうとしたのかー?」


 完全に舞香のいい様に誘導されている。怒るタイミングを逃し、月はうぅと犬のように唸り、舞香を睨んだ。


「私、知り合いが一真くらいしかいない」


「私がいるじゃん」


「違う違う。学校での知り合い」


「それを言ってくれないと。で、何が不安なんだー?」


「うん……いや、その」


 言いかけて月は言葉を詰まらせた。喉元まで出かけた言葉が煙のように掻き消える。こんな時に日向がいれば、言いたい事を代弁してくれるのだが。


「なんか浮いた感じになりそうだなーと」


「うんや? 京都でだって別段人気者だったわけじゃないでしょうにー」


「それはそうだけど」


 舞香は一人合点したように頷いているが、微妙に言いたい事が違う。それを訂正する間もなく、舞香は勝手に話を進行させていく。


「いいじゃんかー。一真と仲良くしてればさー。一真の友達と友達になれるかもしんないぞ? 私が通ってる所なんて、転校生が来ようものならあっという間に、変なグループやらサークルから引っ張りだこのお誘いが来るか、村八分にされるかの究極の二択しかないぞ?」


 さらっと恐ろしい事を言う舞香を見ながら月はむうっと彼女の理解力の無さと自分の口下手さに頬を膨らませた。


 確かに一真の友人と知り合いになるくらいは出来るかもしれないが、果たして本当の友達となれるのか。それが不安とまではいかないまでも、疑問だった。


京都には友人も沢山いるが、引っ越した当初に出来た友達の殆どは形ばかりの関係で、友と思われてなかった事もあれば、もっとひどい事に裏切られた事もある。


「あ! でも気を付けろよー。あんまりいちゃいちゃお戯れしていい雰囲気でいると、周りは嫉妬して妨害するからなぁ――月に叢雲、花には風ってね」


「た、戯れ?! そんな事してないから!!」


 舞香を黙らせるべく教科書を投げつける。ひょいと舞香は身をかわした。宙を扇のように舞った教科書が障子に当たる――かに見えたが、すっとその軌道の先が開けた。


「あ……」


 障子と柱の間の空間に一人の淡い黄緑色の小袖を着た少女が立っていた。月よりも頭一つ分高く、顔つきも細く、肌は瑞々しく透明さを感じさせる白色。翡翠の光沢を放つ美しい黒髪は長い為、邪魔にならないように水色のリボンで一つに束ねられ背中に流されていた。その表情はまるで読めない。というのも、その顔には月が投げつけた教科書が張り付いていたからだ。


 舞香と月はダラダラと冷えた汗をかいて青ざめた。顔に教科書を張り付かせたままのその人は何も語らない事が余計に恐怖を掻きたてた。月はどうしたものかと悩んだ。まずは顔から本を引きはがすか? それもなんだか無礼な気がする。


「舞香、月。再会で浮かれているのは、よくわかりますけども」


 その人は、本の裏からくぐもった声で言った。ぴんと背を伸ばし端然とした姿勢のまま、ゆっくりと幽霊のように手を動かし本を引きはがす。


 そこに現れた顔は一見すると見くびってしまいそうなほどに攻撃性はない。だが、おっとりとした暗緑色の瞳に沈めた静かな怒りを感じ取り、二人は委縮した。


「ごめんなさい、碧。ふざけすぎた」


「ま、ま、なんだ、姉ちゃん、月もこう言っているし、許しておくれよー」


 月が素直に謝り、舞香はどこか間抜けに返した。吉備碧は舞妓も羨むような滑らかな摺り足で、舞香の目の前に移動してきた。その顔を優しく握った手で掴むと万力のような強さで締め上げる。


「あなたが、何か変な事を言ったのでしょう? ねえ?」


「うぎゃあ! すみません! すみません!!」


 碧は舞香の双子の姉――と言っても、二卵性双生児なので外見の違いがはっきりとしている――で、非常におしとやかな性格なのだが、妹に対しては手厳しい。こうしている間にも舞香の顔は痛みでどんどん真っ赤に燃え上がっていく。


「碧。それ以上やると堕ちるから、止めてあげて」


 月が穏やかに頼むと、碧はそっと舞香の頭を放した。床にでこを擦り付けながら舞香は痛みを抑えるように唸る。碧はそれを無視して、月に尋ねた。


「月、明日の用意はできたの? 足りないて言っていたノートとファイルは買ってきたわ。それと、道場に竹刀の破片みたいなのが落ちていたけども何かしたの?」


「あ……試合したから。それで」


「それで?」


 碧の声は棘のない柔らかな口調だったが、それが逆に言い出しにくい雰囲気を出していた。


「竹刀が折れたの」


「一体誰と……更衣室を見たら面もボロボロになっているし」


 もはや言い逃れできまい。観念して月は道場で起きた事をかみ砕いて話した。幼馴染と物の怪を封殺する場で再会した事は既に話してあったから、さほど説明には手間取らなかった。が、それでも碧のもの分かりの良さが無ければ上手く伝わらなかっただろう。


 月の言葉の時々に質問を挟みつつ、碧は彼女の拙い要約を理解した。彼女は、眠たそうな眉を僅かに上げた。分かる者にしか分からないが、碧の真剣な表情なのだ。


「なるほどね。つまり、その少年は力がある所を見せようとして、あんな事を引き起こしてしまったと」


 月はまたしても上手く話が通じてない気がして、苛立った。碧の言い草だとある重要な事が抜けてしまっている。しかし、再び口を開く必要はなかった。碧はフォローのような補足を加える。


「勿論、その動機は月を守ってあげたいからなのだろうけど」


 月は開きかけた口を閉じた。皆同じようにそう言う。だが、その後にまるっきり反対な事を告げて、彼の事は信用できないと示唆する。しかし、碧は少し角度を変えた質問を投げかけた。


「月は怖くなかった? その彼の竹刀が面を貫いた時」


 月は一瞬、返す言葉を見失い黙って彼女の言った事を考えた。確かに怖いと思った。だが、それは面を貫かれたからではない。彼が怒りを剥き出しにして打ちかかってきた事に対してだ。


 心の内に仕舞い込んだ怪物が肉体という壁を突き破って這い出てくるような感覚。その感覚を月は十年前にも感じ取っている。いや、あの時の感覚よりも一層強かった。


「戦いに巻き込めば確実に危険よ。あの人も、あなたも、ね。それだけじゃなく他の人にとっても」


「わかってる。父様とも約束したから。『戦いには決して巻き込まない』と」


 あえて冷徹な言葉で釘を刺す碧だが、誰よりも月を大切にしてくれる事はわかっている。大切に思うからこそ、一真と離そうとする。父も。だけど、彼らは知らない。知らないのだ――


 気まずい沈黙を破るように、舞香ががばっと勢いよく首を上げて碧に聞いた。


「うぅぅ、痛い。で、話題を変えるけど。お姉ぇ、『巫女殺し』の手掛かりはつかめたかー?」


「買い物ついでに掴める物なら、苦労はしないと思うけど? せいぜい、噂がいくつか掴めたくらいね。でも、噂というのは尾ひれとか胸びれがついて、元の情報とかけ離れてしまう事もあるから、信用は出来ない」


「でも、手掛かりくらいにはなるよね?」


 ふむと碧はその事を考えるように、尖った顎に手を当てた。その視線が月の顔から胸、足までを眺めまわした。


「で、さっきはどうして舞香にからかわれていたの?」


「んへ?!」


 変化球のように曲がった話題に月は思わず変な声を出した。ふと見ると碧の顔には悪戯っぽい笑みが浮かんでいた。


「月は『巫女殺し』の話になると、せっかちになるから。話題を変えてみたの」


 うぅっと月は唸ってそっぽを向いた。確かに碧の言う通りだ。だが、そうなるだけの理由もある。その物の怪は自分の手で倒さなくてはならない。それが自分の義務であると月は頑なに信じていた。


「母が、今夕食作ってるわ。もう出来ている頃でしょう。面白い話はその時にでも」


 碧はそれでこの話題は終いとでも言うように立ち上がり、食堂の方へと向かった。舞香が慌てて立ち上がり、姉とは対象的に危なかしげにその後を追っていく。


 ただ、月はしばらく畳を見つめたまま黙っていた。父も友人も、誰も『巫女殺し』に関する確かな事を月には教えてくれない。その事に、月は憤りを感じていた。一真の事を遠ざけるような言い草と同様に。


――だったら


 と月は妙に冷めた頭で考えた。


「月ー?」舞香の暢気な声が春の夜風に乗って月の黒髪を揺らした。


――私一人でも、その元凶を潰してみせる

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