乾パンへの愛がたっぷり詰まっています。読んでいて、私も乾パンをすごく食べてみたくなりました。好きなものを好きに語る文章って読んでいて気持ちが良いものです。このエッセイにはそんな好きが溢れています。それとお父様がお茶目です。こう言う父親に、私は、なりたい。
とにかく、姫宮さんの乾パン愛が文章から溢れて、とてもユニークなエッセイです!一貫して揺らぐことのなく、「あの」乾パンではないとダメだという姿勢。読んで、笑みがこぼれます。
懐かしいですね、乾パン。私も好きなのですが、これだけのために書くこの文章は、なかなか良くて乾きにくいものですわ笑
缶のやつじゃダメなんだ!?そんな拘りを未だかつて見たことがない。そう、この文章は乾パンへの狂的なまでの愛、ただそれだけである。そうか、乾パンかぁ。久しぶりに食べてみるか。そう思わせられた。こういう自分の愛を叫ぶ文章がぼくは好きだ。