第24話歓迎

んーこれは、あまりにも予想を越えたな。

「あの、これ、」

「あっありがとうございます」

まさか、家にあげてもらうとは誰も思わない。てか普通にいいですよとか紅茶とかすごい歓迎してくれてるし。

「これ歓迎されてないか?」

そう薫が呟く、うん私もハッキリ言って予想外だ・・・。

なんか隠してあるのか、それとも別な目的か。

そう考えてるとターゲットが口を開いた。


「あの。やっぱり写真ですよね?」

「「‼」」

私と薫はびっくり固まってるのを気にせずに少女はすらすらと語っていく・・・。

「ほんの出来心だったんです。なにも写らないしいいかなって…


けど‼貴方だけは自ら撮りたいと。」



ん?ちょっと待って。

「それって誰のこと言ってるの?」

「えっ、貴方ですけど・・・。」


ガクッ


鈴と薫は力が抜けて苦笑いをした、

なんだ私かいや、それはそれで問題あるが;

あのことを知らなくてよかった。少女は私たちをみて頭をはてなにしてる。まぁそうかw意味わからんな・・・。

「あの?」

「私が来たのはそうじゃないの。写真の事だけど。


とある証拠の写真なんだ」

「えっ?」


んーさすがにすべて話すのも・・・。

悩んでると薫が。

「俺たちはとある人に頼まれてあんたに近づいた。詳しく話すとあんたも危なくなる、すまないがなにも聞かずに渡してほしい。じゃないと…。」

薫は玩具のナイフをターゲットの首につけた。私は驚いたが薫は女子に傷つけることはないが一応止めに入る、余計に怖がらせてもダメだからだ。

「カラスやめな「それ偽物ですよね?」えっ」


私はびっくりした、だけど薫はわかっていたみたいに笑う。ターゲットは微笑みながらこう言った。

「ナイフの刃先はあまり研がれてない。力強くで刺せば傷は付くが当てるだけでは傷つけられない。」

まるで淡々と商品を紹介するように喋りだした。あぁこの子面白い…。


私の中のクロネコがささやいた。


ホシクナラナイ?


アナタガノゾメバ…。



ガッシャーン!!


二階から割れた音がした。

鈴と薫は見合わせて二階へ駆け上がった。二階の廊下は荒らされてはない…。だが人はいる。


鈴はターゲットに下にいるよう促したがターゲットは首を降り案内すると喋った。鈴は反対したがターゲットの目を見ると真剣そのものだった。鈴はため息をつき。なら私の後ろにいてと笑った。薫は二階の部屋を開けた。そこはターゲットの部屋だった。そこには荒らされてる形跡はないが窓ガラスは割れている。不振に思いターゲットに何かないものがないかと聞いて部屋に入れる。


部屋は写真が壁に貼ってあるが雑誌など女子の塊だ。鈴は私は一生読まないなと思いスルーした。


薫はターゲットに例の写真を聞いた。ターゲットはusbにあると言って引き出しを開けた。そしたら見事にそこだけ荒らされていた。鈴と薫はやられたと思い窓を見たら成年二人が走っていた。鈴は窓から飛び降りた。





クロネコがカラスを信用するのは同じ匂いがするから。




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