飼い猫は野良犬に恋をした。

ハマナス

プロローグ

ピピッピピ  


カチ


少し曇った空の日の朝、平凡な家の一人が目を覚めた。

「さて、今日も何にもありませんように、」

「鈴ーーー!おきなさーい!」


少女の名は長谷川 鈴。かわいくもないし綺麗でもない。

けど、ただ変わってるという事は・・・。


ガチャ、

「じゃぁ行ってきまーす。」


ふと、目の前に見ると隣の美人さんが歩いていた。

(綺麗だなー。)

そう、彼女は同性愛者なのだ。


鈴はため息をつきながら、電車に乗っている。重い荷物を持っている

今から学校の行事である、2泊3日の北海道に行くのだから。


彼女は知らない、これから人生が変わるという事。






ガラガラ


「あっ!!鈴おはよう!」


目の前にはちっちゃい少女がいた、その隣には高い少女がいた。

鈴は微かにため息をついて、仮面を被った。


「秋!恵!おはよう!」

「相変わらず、元気だね~。」

「いやいや、秋には敵わないよ~。」



さぁ、北海道へ行こうか。



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