「瑣末な独唱」

煩先生

 

重ねる調律で

君の命を探る

波が寄せる音

恋が火照る音


その温かさが

僕には辛くて

倖せな楽器へ

訣別を告げた


声は遠のいて

唄の名を頂く

祈りも囁けば

何と喩えるか


今は鍵盤の上

足掻く程響く

今は譜面の上

躓く程渦巻く

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「瑣末な独唱」 煩先生 @wazurai

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