オレオ追悼

坂崎文明

オレオは僕にとって何だったのだろうか

オレオが消えた日 作者 水草めだか

https://kakuyomu.jp/works/1177354054880679731


オレオ 作者  ★372(別の作品に憑依して復活してるんだけど……)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054880463770


オレオ、消えた 作者  ★413

https://kakuyomu.jp/works/1177354054880305970



 衝撃の三文字小説「オレオ」。


 運営から見ればただのいたずらに見えたかもしれないが、あれはある種の良心だったのかもしれない。


 確かに、最初はいたずらだったんだと思う。

 フォローしたてたけど、読了して評価してない作品は「オレオ」ぐらいだったけど、途中から、あれはランキングの不具合に悩む作者の心を受けてSFジャンルの一位に上がっていったのだと思う。


 現在も、ランキングは新規投稿で短い文字数で連続投稿するか、少ない話数の面白い作品が上位に上がってくる傾向にある。


 最終的には面白くないと作品は人気はでないが、10万字ぐらいの小説の作者は ちょっと不利で埋もれてる感じである。


 僕の小説作品は大して人気がないので、こんなもんかなと思おうが、かなりの名作が埋もれてるなと思う。


 そういうものの象徴が「オレオ」だったんじゃないかと思った。


 「オレオが消えた日」という話を新着で見つけて読んだら、不覚にも涙が流れた。

 嘘だろと思ったけど、「オレオ」は僕の中に何かを残してたんだなと今になって思う。


 今でも良くわからないけど、大切な何かだったんだろう。


 カクヨムの書き手の心に「オレオ」は思い出と共に刻み付けられてしまったし、何度でもその亡霊は復活してくるだろう。


 あまロスと、攻殻のスタンドアローンコンプレックスが混じったような奇妙な感情を言葉にするなら、「オレオ・ロス・コンプレックス」というところか。


 とにかく、割り切れない感情が僕に残ったのは確かだ。

 それが何なのか、まだ、ちょっと上手く言葉にできない。




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