第49話 ファンタジー350位以下

「ドミネーション」

 面白い。現時点ではそこそこ、そもそも私はあんまり短いの見ない。作者が更新をいつ諦めてしまうか下のほうだと分からないから。と言っても上で消えてしまった作者さんもいるけど、あれはトップ5に対する無言の抗議だったんじゃないかな。私から見てもあのトップページ表示は、現時点では下らなくて意味が無いと思う。あの重責を担える作品があらわれるまで待つべきだ。



 さてXデーまで急いで仕上げようと焦っている。全く面白くないわけじゃないけど、全盛期の楽しさに較べて惰性になってる。深夜特急の主人公みたいだ。もうこの旅は終わりにし無いと。


 私の目的はスコップに無い。ランキングの監視者の様な気持がある。私は不正を見逃せとか無視しろって言ってるわけじゃない。神学論争紛いの思い込み議論は無意味だと書いてるだけ。根本の感情が不快感の発露なので建設的な方向に多分迎えないんだろうな。スコップは副産物に過ぎないので正統派の人達とあまり並べないでほしいと思う。私は日の目を見ない作品を日の当たる場所に出してあげる救世主じゃない。単に自分の興味に従ってランキングの真実を調べてるだけ。ただの利己的な好奇心以外微塵も利他的気持なんて無い。


 私は発言するサイレントマジョリティだと思ってる。そりゃどう見ても矛盾だと思う。私はセンス感性はサイレントマジョリティに近い。しかしアウトプットする言動が全く正反対の人間。自分の中で能動的と受動的な2つのタイプを都合よく使い分けてる。ただ徹底的に受身の人間が能動的に発言しないと真実は見えない。私はそれを矛盾せずやってのける自信がある。それでも自分の評価がランキングを100%予言する事はありえない。自分の限界を知りつつも能動的人間が歪んだ感性でランキングを語る事が不快でたまらないから書いてる。ネットの発言が何故歪むのか?で中央に位置する多数派は余計な事を言わないから。匿名でも発言してる人間の書き込みはバイアスが掛かってると見たほうが良い。それが私のネット経験から来る違和感の答えになる。人間は能動的になった瞬間に多数派からずれる。


 とは言え所詮は個人の主観。これは論理的な考えじゃないです。それを補うのが私自身を回りを分析する作業です。それが無ければ何の意味も無い。次に1つ1つの作品じゃ好みが強く出ます。でも数多くの作品との関係を見る事で私自身の方向性のある傾向を探って補っています。私は明らかに古臭いものが好きじゃない。ただ1つ1つの作品だと明らかな例外がある。それはその作品が古臭い作品の中で上位に位置するものをもってるからと見ています。次が最も重要なのですが、これは私がそもそも古臭いものを最初から嫌いだったのではなくて、古い故にまたかと飽きてしまったのが大きい。今飽き飽きするような異世界転生ものが氾濫しています。でも過去から詰みあがった剣と魔法のファンタジーに対する食傷感はその比じゃないです。


「パニッシュド・ブルー」

 また重苦しい内容だな。だからってハードな世界特有の楽しさも無いし。これは面倒だ。しかも滅多に突っ込まない私が、この無理矢理戦わされるってのがしっくりこないわ。後ろから撃たれるのが嫌で前で戦うって構図だけど。こういうのってかなり上手く作らないと苦しいな。もやもやしてしまう。



 ラストに行ってしまったので、350位前に戻ります。引き伸ばしてるわけじゃないです。なんとなく大雑把に見た心残りがあるためです。


「ブラッドアッシュ」

うーんやはり終わりのセラフ。吸血鬼による滅びの世界とその対抗組織。もちろん売りはある。人工吸血鬼。しかしやる事が同じではな…。どーせ終わりのセラフだろうなと思ってたらやっぱりで。と言うか終わりのセラフ見たときにまた吸血鬼かと思っていたのに、こうやって例に出すとあの作品は他の吸血鬼ものと比べて良く出来てる。後あの作品の場合世界の崩壊は別の組織だけど。


「剣聖は強者を求める」

しっくり来ない話。珍しく短編でイマイチと思った。そもそも何故けんせいがいるのに勇者がいるんだ…。やっぱあれか勇者は強いだけじゃなれないとかそういう精神論なのかな。


「異世界チート税務署」

 話が面白かったという感じじゃない。おとり捜査自体よく出来てると思う。ただ何か他の短編とは違う。連続する作品の1話完結を見た感じ。独特の薄さがある。ただ地味ぐらいは楽しかった。



 丁寧に見たけど全体的にイマイチな感じがする。400まで変わらないってのは大げさだと思う。光る作品もある。ただ後から伸びて上に行ってしまう作品も今から考えるとある。それでもランク外と較べると随分平均レベルが高いな。上位が特別良いわけじゃないけど、ちらほら何かさえないなって作品が混じる率が上がってる。時折これ中々って思うけど多分そういうのはいずれは上がっていくのかもしれない。


 後はもう一度全体を見渡そうと思う。それで終わりにしたい。もう新しい発見が何も無い。これだけ見てほとんど星をつけてない。なろうでも読み専は評価が渋いらしい。どうも書き手と読み手の評価基準ってずれてると思う。書く苦労なんて知らないほうが良い。その方がよりお金に近い評価が出来る。


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