第30話 ファンタジー200位付近
ファンタジー200位付近を調査したいと思います。今は随分ずれてしまいましたが以前トップ30、次に70位付近まで間抜きで調査。そして400位付近。100以内は大体調査したという事で一端終了して、ランキングの最果ても調査しました。次に400までの間を大雑把なに他のランキング外調査を挟みながらやっていこうかと思っています。間の抜けた部分が本当に横並びなのか?調査するのが目的なのと、ランキング内調査は正直言えばスコップ目的が大きいです。ほぼ横並びに確信を持ってるので調査しても得られるものは薄いと思っています。下位調査の方が全容を知る上で重要です。ただ、私も読んでて良い作品を発見する楽しみが下位調査は薄いです。
「ほがみこイロハ。」
古臭い、面倒。そういう気持を抑えてそこそこだと思う。ただ今後落ちてしまって地味になるかもしれない。序章の次とはいえ、1話で私がそこまで引き上げる作品は皆無。古臭い部分はアリガチな昔から良くあるストーリーの流し方だから。逆に言えば王道の活劇の作り方をしてる。とにかくキャラの動きの良さを文章から感じ取れる。バトルじゃないアクション。漫画に毒されてるとすべて戦いはバトルになってしまうけど、バトルはもっと狭いものと見ている。あくまでアクションがその上に位置すると見ている。だからカクヨムでも現代アクションと言うカテゴリーになってると思う。面倒だと思うのはやや読ませる部分が強い。それを補ってるのは文章の上手さになる。話し運びと文章の上手さは違う。話し運びはストーリーの流れを感じ取って面白いと思うけど、文章の上手さは読解作業そのものにダイレクトに作用する。ただ読みやすいだけが文章の上手さじゃない。心地良い疲れ本読みは多分こういうものを求めている。私はその疲労感がガチ本読みよりすぐ来てしまうだけ。筋力不足の素人がスポーツやってる感じ。自分でもこのサイトに来て不味いな無駄な筋肉付けてるなと思ってる。そういう点私は意図的に読まないようにしてる部分がある。
私が読書家に批判的なのは、現代小説の価値を私はウイルス的進化にしかないと見下してる。絵や映像よりは安価に大量に作れるから様々な物語一瞬で氾濫させる力がある。その力こそが小説の力だと思ってる。文字に特化した小説の魅力は多分ものすごくマイナーな楽しみになると見ている。敢えてマニアじゃなくてマイナーを使った。マニアと言うと高い評価眼だけが注目されるので私が言いたいのは小規模な集団になりがちという意味で書いてる。これからの小説を見据えて本当の力を見るために合えて無駄な読む力をつけないようにしている。そっちがつくとそっちの面白さに引っ張られてしまうから。通常の本読みにとって私の読み方は狂ってるぐらいだから分からないと思う。
私は作品だけを見て判断して無い。社会の変化時代の変化を見ている。娯楽の多様化は一つの娯楽に多くの労力を注ぎ込む人間を減らしてしまう。時代とともに娯楽の数が増えると過去の娯楽は以前と同じ数の人間を抱えられなくなる。数が減るとピラミッド構造になっている当然優れた評価眼をもった頂点も減ってしまう。これが小説が今衰退してる仕組みだと見ている。これはすべての娯楽に適用できるので娯楽の数が増えれば互いに同じような道をたどる。一つの娯楽にのめりこんで評価眼を鍛える人間の減少。それと絡めて、すべての人間が娯楽に対して白痴化すると見ている。その大集団を捕らえた娯楽こそが今の時代次の時代に進んでいける。小規模な集団でずっと残り続けることもアル。だから私は文芸を無料で存続できる事が強みのネットでライト層に寄生する事で可能だと見ている。ただそれにはライト層の理解を得なくてはいけないという事。小規模な集団で個人的な非営利サイトでやっても良いけど。そもそもコミュニュティじゃなければHPさえあれば誰でも維持可能。私が残したいのはおそらく文芸コミュニュティを通じた評価眼であって作品じゃない。
ライト層は常に強い個性を求めている。何故か?素人は作品と作品の小さな差を見極める力にかける。マニアは微細な差を評価できるから。本当に凄い作品はおそらく素人でも評価できる。敢えて言うと高い評価眼があって初めて読解できる新しい価値は素人には評価できない。ただ傾向として素人とマニアはここが大きな違いになる。ライト層は常にこれは目立つって作品を求めてる。だが何故一般ライト層は深夜アニメの価値をディープなオタクほど感じないのか?それは評価眼というよりシンプルな慣れが無いため何が新しく個性的なのか?が分からないから。根本的に今のオタクは大衆的だと私は何度も言ってる。例外を持ち出して批判や否定は簡単できると思うけど、ライトオタクが多数派で、濃いオタクもそういった集団の一部だと見ている。敢えて気軽さを求めて力を抜いてる層がどれぐらいいるのか?は不透明な話しになるだけなので問わない。
おそらく私が何を考えてるか?多分分からない人が多いと思う。私はすごくシンプルな評価をする。感情のままに書いてて一歩引いた客観的視点なんて一切無い。ただ感情そのものに磨きをかけている。多分それが文章としては分からないだけだと思う。私が感想を超えた文章を書くのはその独特の磨きを理性的に伝えるためです。作品毎に適したと判断した価値に切り替えて普段使わない感情を鋭敏にしてます。それを一切理性的にやってない。瞬時に出来るように磨きをかけてる。私の中で対した価値じゃないと思ったときは瞬時にライトモードに戻している。私が絶対にガチの本読みに勝てないと書いてるのは、私はライトモードが基本であって、小説を本気で読むモードで常時待機して無いから。戦闘態勢で待ち構えてる人間とすごく気を抜いてぼーっとしてる人間が攻撃を受けたらどっちが上手く対応できるか?すぐ分かると思う。拾い上げるべき作品を見逃してしまうケースが多い。小説サイトであんた何やってるの?となると思います。本末転倒。実は私はそう思っていません。ライト層向けサイトでガチ本読みモードでいる人の方が本末転倒だろ?って逆に思っています。
何故文芸を残すべきか?の結論がやっとでたのですが、私は漫画ファンです。別にアニメファンでも良いのですが、昨今のアニメに失望しててアニメは不完全なメディアだと見切りました。一番の問題はお金の問題です。コストが掛かりすぎてそっちばかりに右往左往でまともな創作物を作る王様には決してなれないと思いました。しかもかけたお金がほとんど価値になって無い。アニオリの価値がアニメーションにはほとんど無くて原作が無いアニメにあります。結局皆漫画物語をオリジナルで見たいだけじゃんって分かります。特にネットはネタバレの危険性が無いアニオリを強く求めます。そんなもの物語の価値じゃ無いです。アニメがコミュニュケーションツールである事を否定しませんが、それしか意味が無いのはさすがに。
ライトノベルじゃ何故駄目なのか?おそらくカドカワの戦略のせいなのですが、一般小説に対して特徴的にするため意図的に強い差別化をしてると感じます。漫画にはこれがない。私が漫画で面白いと思う作品は一般小説のようなお話のものも含まれます。そのすべてを内包して漫画は面白いです。じゃランキングを潰すのは好都合じゃないか?ランキングを私はライト層向けの検索機能程度にしか見ていません。検索機能は別に調べる方法があれば並列に並べます。ランキングがすべてを支配するってわけじゃないと思っています。だから話しています。ランキングで見つけられない価値を見出す。そこに個人的なものじゃない価値にするんです。これで対抗できます。ただサイトとしてランキング優先なのは仕方ないです。ライト層が多数派だから。個人個人の価値観が明確じゃないから個人のお勧めってつまらないんですよ。だから非ランキングとしての価値の確率ってお題目をぶち上げるべきです。それらを共有して纏め上げる集団の存在。そして機械的な選別では出来ないって部分。そして最終目標は一般小説とラノベのニッチ層の確立です。漫画は一般だライトだって区別が無いんですよ。大体オタ向けとか女性向けとか大雑把に見て選別してるとは思います。ただ漫画全体ではそういった区別が無い。それによって間の作品がわんさかあってむしろそっちの方が多いです。リアリズムの扱いが漫画って明確さが無くて作品毎に違って微妙なんですよ。ラノベと一般小説にはこれが無いんですよね。
問題はそれをランキングをなくしてやるべきじゃないと書いています。ライト文芸の適当さに対するアンチテーゼみたいなものですね。キャラに絞ってやろうとしてますが、櫻子さん見て思ったのはこれぐらい実写ドラマでも平気でやってくるキャラ付けだぞ?って大きな疑問。ラノベが漫画だけ物語なら、一般小説も含めた完全体の漫画物語となります。そして完全版漫画物語はその間のニッチも吸収します。ただランキングに対して人力の評価システムは対抗できるか?最初から拮抗した勝負になるなんて思っていません。ライト層を誘うためじゃないです。文芸趣味を持った人のための検索システムだと思ってください。何度も書いてますが、作品が重要じゃ無いです。サイトの目的は同じ趣味を持つコミュニュティの確立です。作品自体は個人のHPでいくらでも書いて公開できます。だが小説は読み手があって初めて完成すると私は見ています。だからそれは読んでくれないから意味を持たない。読んでもらうためのサイト。後はライト層向けのランキングの上に位置づけるような感覚はすべて排除した方が良いです。根本的に方向性が違う。おそらくライト層向けすぎる事に対して、一般小説をランキングで探したと思ってるからその人達が不満なんじゃないか?と思います。それは諦めてください…。それはタグや検索機能の充実を待つしか無いですね。ただ作者の自己責任だから多分駄目だろうな。
長々書いてしまいましたが、それだけこの作品に刺激がありました。ただいやらしいなと思うのは、和風ファンタジーってニッチの部分が合ってそれで目立つ部分もあるんですよね。地味な容姿だといわれる東洋人が、西洋人の中に混じったら目立つああいう感じです。結局は魔法=陰陽道法、術妖怪=モンスターで基本構造は東も西もあんまり変わらないです。だから私はSFはファンタジーとしての部分をもっと強調するべきだと書いてるんですよ。ただの世界観の色をつけるものに過ぎないです。
なろうテンプレの問題というのがあって、私はサイトの多数派のようにそれを単純に見ていません。非ライトノベル、なろうってのを強く意識過ぎてそこから距離が遠い硬質な作品を選びがちってのがこのサイトの癖としてあると思います。何故か?ここ書く事に関わる人が多すぎて読むスキル高すぎる。はっきり言ってこのサイト今歪んでると思います。私はそういったものをすっきりさせて別の方向性に導きたいんですよ。
「濁った瞳のリリアンヌ」
イマイチ。やってる事の個性はあるし単なる赤ん坊視点成長日記にせずに魔法を絡めてる。ただあまりに地味すぎる。私は良い意味で地味を使うので地味の下としてイマイチを使う。断りを入れるなら私個人にとってはつまらない個性。
辛辣かな?と良く分からないのですけど、これでもそうとうバランスの取れた視点で見てるつもりなんですけどね。本読みには分からない価値観がある。それを伝えようとしてはっきり明確に書いています。
「ブルーメンブラット」
この先が想像できる目的があるのにそれに対してまたかと思わない。これが理想だと思う。べたぼめじゃないか?そう上手く行かない。そこそこと地味の間にして保留にする。ついでに古臭いとつけて。しかし土台は古臭いが、地表人と奈落人と言う言葉が持つ差別的世界観にくすぐられる。じゃ何故手放しで褒めないのか?と言うとたった2話でどう判断する?そりゃ神の領域。悪い作品には2話も使って何をやってるんだ?となる。良い作品には2話じゃまだまだ分からない。私は延べた多くの作品は誕生とともに劣化するだけだと。作品との出会いの良さをそのまま維持したことが無い。変わりに最初の出会いがあんまり良くないものが後から劇的に良くなったのもほとんど経験したことが無い。スタートにわざと力を入れないで後ろに刺激を持ってくるって方法がある。テクニックとして分かってるしそういう作品にも出会ったことがある。でも多くの作品はストーリーに魅力があると私は思ってない。ストーリーはどう展開させるか?の小手先が多い。ストーリーの動かし方に魅力が無くても最初にドカンと来る刺激のアル作品をしこたまみてる。例外はあるが最初にピントこない作品は大体駄目だ。
おいおい何かレベルの高さを感じるぞ…。イマイチが一つ入ってるけど、それでも客観的にはこのサイト的には人気でそうってものを持ってる。誰もが注目する派手な個性と、一部の通が注目する地味な個性がある。このサイトは後者が持ち上げられるケースが多い。このサイトの根底にあるなろうアレルギーを正しい方向に導いて整理しなくてはいけないと思う。偉そうだなと思われると思う。ただ私そこまで本腰入れてやってない。そのうち適当に面倒になって止めてしまうかも。それまでのモチベーションとなってる。文芸系の人がランキングに興味を失ってほしい。そんなもの無いし失望してるだろう?違う。イマイチなのは誰もが一致してるけど気になってちらちら見てる。そういうのを他に興味を行って失わせたい。書き手としてもう諦めた人は是非洗練された評価者に回ってほしい。
ランキングを支える書き手崩れの評価者はいくらでも要るけど、そこから遊離した別の価値観を築ける評価者が不足している。どーせどうランキングが正常化しても洗練された評価者が満足する作品は正しく評価されることは無いから。何故ランキングに納得できないか?それはどうとでもケチをつけられる作品しか上に来る事は無いから。不正がなくなろうがどうしようが漫画だけ物語の読者投票が大人の洗練された本読みを納得させる事はおそらく無いから。どの作品が上に来ても漫画だけ物語(ラノベ)であるならおそらくケチをつけて永遠にその活動が終わりを迎えることは無い。それは徒労だし神学論争でしか無い。
「戦乱怒涛のエトルシア」
上手いなこれ。ポイントは不思議な無力な人間が力を得る。それは王道だと思う。でも殺される土壇場というのは良く出来てる。そしてこの人間は王子。この構図はコードギアスに似てる。ただまあ基本軸とか背景となる世界観はそれほど刺激的じゃない。だから地味とそこそおの間の保留。
どうやら見えてきたけど上位への不満の根本は滅茶苦茶で素人臭いライト作品が並んでる事だと思う。私は硬質な作品や古典、洗練された作品を否定しない。単純に私の価値観の中で今流行の刺激と並べるか?ここが全く不満を持ってる人と価値観が違うから。それは好みじゃないのか?もちろん好み。ただ好みも数で扱えば論理になる。ランキングってのはその仕組み自体にロジックがある。それを分かって無いだけだと思う。シンプルに不正に不満を述べるのは楽だ。しかしだ、どうしてIDなど直接扱ってるカクヨムより外部の人間が的確に扱う事が出来ると思うんだ?正直複アカに対する態度はまともな知性を持っていたら推定無罪に限りなく近くなる。それをかなり強引にBANしてると見ている。今一番求められる事はこの気持ち悪い空気を一掃する事。根底の部分がすべて無意味なんだもん。いかにくだらないかと私は一生懸命伝えてまともな人がひきづられないようにしてるつもり。
「異世界で双子の娘の父親になった16歳DT」
アイデア自体はこれ面白いと思う。凄いとかじゃない組み合わせ結構良い。異世界でパパの言う事聞きなさい…。まだ全容は見えてないけど、パパ聞きって現実で起きる面倒な話をわんさか盛り込んで、しかもそれらがご都合主義になってるからぐったり来るって話になってる。シリアスなのか?ライトなのか?が中途半端。これを異世界にもっていけばリアルな問題なしに楽に子育てできるんじゃない?で私はどうする?内容見る前に文章さすがにキツイ。あれほど文章拘らないって、そうは言っても上手いとか下手じゃなくて、何かいらっとしてしまうんだ…。私もなんで硬質なガチ異世界ファンタジーとかがそういった作品と比較されるか?って考えてて擁護したくなる部分がある。まあ悪くないけど切るのはそういう事になる。
5作品で終了。基本的には400位まであんまり変化無いと思っています。だから間のデータあまり取る意味が無いです。今やってるのはより横並びが問題ってのを緻密にするための確認作業が大きいです。結論は出ていて念のためです。後スコップ的な意味が大きいです。結論としては、うん相変わらず200位付近も上位に近いレベル。
重大な問題に触れますが、私はラノベの衰退を危惧しています。その問題の中で一番これってものは編集が選んだ作家がヒットを出せないです。選ばれた能力が読者の期待に応えられない。簡単に言えば編集の選ぶセンスが間違ってることになります。次が本当の問題ですけど。元々漫画物語なんて個人の人間が簡単に計れる能力じゃないって点。カクヨムはカドカワの苦肉の策だと思います。それに対して人間的センス評価してもかなりきつい。じゃ私がやってるのも無意味なのか?トップから400ぐらいまで似たようなレベルじゃないの?って私がまとめ役として言ったらどう思うか?です。でも実際は選ばなくてはいけない。そんなのさいころ振るようなもんだ。振った後適当に理由考えれば良いわってなります。個人の判断ならこれ以上の判断が出来ない。私は何も選んでいません。私が評価したのは、1から400までどれ選んでも良いんじゃないの?って事です。個人じゃこれが限界。上位が不当な作品じゃなくて、上位は妥当でも無いし、不当でもない。そんだけの事だと思います。これから調査を繰り返して飛びぬけた作品が1,2つ程度あったぐらいじゃ何度でも言いますよ。
私の言う文芸方向での価値の確立ですが、なろうでも出来るのじゃないの?出来ます。ただあまりに読み手が少ないので、その間ランキングが機能しません。それを利用してライト層以外の価値観を確立してしまおうって話です。2つの意味があります。恐竜が闊歩する時代に哺乳類の天下はこない。もう一つはシンプルにこのサイトがすごくつまらんからです…。ランキングがかなりつまらないので、その代わりとして目玉になるものをつくろうって話です。もしランキングにずっと魅力が無かったら多分そのままこのサイト終わりだと思います。間違ってもランキングが機能し無いから代わりに非ライト層向けのサイトにしようなんて気持はさっぱり無いです。あくまで恐竜がのびてくるまでの暫定的な天下です。実は恐竜の天下の前に哺乳類の前の段階の爬虫類の天下が一時的にはありました。その土台を哺乳類は継承しています。なろうはそれを自然発生的に任せてしまったから確立できなかったんでしょう。
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