第29話 閑話休題

 最初に「破賢の魔術師と賢者の花嫁」と言う作品が削除されました。


 どうも以前からここから撤退する事を近況ノートで告知してあったようです。うーん癖の少ない無難さって意味ではトップ10ではNO1の作品だったんですけどね。癖が強い作品って嫌われるんですよね。ライト層向け独特のいらだちがこの作品皆無なんですよ。わざらしくくだけようとするような感じが無い。下手糞なライト風作風ってフレンドリーな詐欺師って感じで気持ち悪いんですよ。素朴な主人公と言う感じがします。何故???と思うと同時にそれを探るのは今も活動中の作者さんだし、多分あまり好まないんじゃないかと思うので辞めておきます。


 ただ憶測とは別に一つ話をすると読者側には私の見る所致命的な問題が発生しない程度の不正ですが、上位を狙いたいと思ってる作者には致命的な問題が発生します。私の見る所横並びの作品が並んでるので、作品の面白さ以外の事でおそらく順位が決まります。読者にとっては対した差じゃないのでどうでも良い事なんですが、作者にとっては耐えられない事になるのは容易に想像できます。この作品の撤退とは関係無いです。そういうケースもあるって話です。私が徹底して作者軽視なのは、ライト層に受けるってのはそういう事だからです。ライト層向けの重要性とは作品にあって作者には無いって思っています。でも作者重視の人もいるよ?稀に高打率作者が居るのとライト層向けの本質を知るライト層はほとんどい無いからです。


 私の基準である星3を最高点とするのは、その人自身は星1つの作品を作るのがやっとレベルの実力の人が平均的かと思います。大体実力以上の作品を作らないとライト層向けは大もうけできない世界だと思っています。星1つが最高点しか叩き出せない作品の作者には私はあまり興味が無い。ただし、平均星1が最高点の作者も星3の作品を作る可能性だけはあります。星も取れない作者よりは星3を取る可能性が高い。逆に言えば星1も平均では取れない作者もマグレ運確率的な要素で星1をたたき出してしまう作品を創る事があります。それは一般小説でも原理は同じです。ただ漫画物語は大穴が発生しやすい。何故か?となるとアイデア勝負の方が確かな創作スキルより重視されるからです。それが私が何度も書いてるリアリズムを緩めた物語独特の性質です。リアリズムこそが作品世界にルールを与えて消去法を与えてそれに対する論理を発生させるからです。その点リアリズムってのは現実世界での世界のありようの仕組みそのものです。当然人間はそこまですべてを知りません。だから人物描写がトップレベルに重視されます。


 読者側に伝える事は横並び過ぎてカクヨムのランキングにあまり序列の価値は無いからって話です。私はずっとそれをやってるんですよ。同時に不正が読者に対して致命的な欠陥にならないと話しています。単純にトップ付近の横並びの平均レベルが低い。100位ぐらいまで探っていってもあんまりトップ10との開きを感じない。今回私の中で隠れた面白さって事で評価していたこの作品が消えたことでますます横並びの酷さが高まると思います。作品のレベルは大きな差がないのに対して数字の並び順が作品の実力以上に評価されすぎる可能性がある。


 まだ調査は続けますが、以上が私が調べてきた結論です。

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