オープニングフェイズ

OP PC1@UGN

GM「では始めていきましょう。キャラクター紹介も兼ねつつオープニングフェイズと行きましょうか……ではPC1から」


PL2「1が一番まともだったよね」


GM「(ハンドアウト読み)佐奈田さんは普段UGNで勤務していると思うのですが、今日はたまたま夜勤の日ですね。実験生物とか資料整理とかあるでしょうし……ね。研究職のあなたには月に1度あるかないか。ともかく、たまたまあなたの当番の日でした。もう一人の夜勤者が穂瑞ほみず綾乃あやのという女性です。穂瑞さんは割と……社交的ではない方です。話しかけても『そうですか』とかぐらいの反応の人。佐奈田さんは多分苦手じゃないかな……いや好きであっても良いんですけど、そこはPL次第です」


PL1「まぁ、多分苦手だと思います」


GM「ではあの人と今日は夜勤が一緒なのか、なんて考えながら仕事をしていました。さて、夜勤とはいえ仮眠の時間が設けられています。宿直室……というか仮眠室に行って、一呼吸置いたところですね。なにかロールとか、ほら、あれ。あれ。そんなタイミングであなたにカメラが向きますよ、的な」


PL1「眠そうな顔して……いろいろ考えながら寝転んでますかね」


G「ではしばらくうとうとしたあなたは、自分が夢の中にいるような……夢の中で目覚めたような感覚に陥ります。場所は、仮眠室そのまま。外で……フローリング……つるつるの床を、ぺたぺたと素足で歩くような音がします。数十人が固まって同時に動いているような感じの音ですね。ぺたぺたぺた、ぺたぺたぺた、みたいな。起きているのかもしれないですし、夢を見ているのかもしれない……さて、そんな状況ですがどうしますか?」


PL1「ちらっと……ドア越しに……見る?」


GM「ちょっと扉を開けて……覗いちゃいます?」


PL1「覗く!」


GM「覗き窓がないんでね、ドア開けちゃいましょう……では知覚判定を。お遊びロールみたいなもんなんでお気軽に」


※知覚判定→感覚D+知覚固定値

2dx+1=16


GM「じゃああなたは良く見えます。廊下の奥、暗い陰の所で……羊かな。人の体くらいの大きさ。足の代わりに人間の手が、何本も体から突きだして、渦巻いてる毛の中にはいくつも目のようなものが蠢いています……さあそんなあなたはSANチェック!w」


PL1「ぎゃー!」


GM「冗談ですよ、システムが違いますからねw ではぺたぺたと足音を立てながらその羊……羊? が通り過ぎていくのが目に入ります。いつもの妄想にしては……出来すぎてますね」


PL1「とんでもないものですね!」


GM「画像はイメージです、と。さあ、どうしますか? 部屋の中に逃げ帰りましょうか。それとも、大事な同僚に知らせに行くこともできます」


PL1「知らせに行く!」


GM「ばれないように抜き足差し足忍び足? まあ知覚判定で16も出たんで、そのまま無事たどり着くことができたことにしましょう」


PL1「はい」


GM「さて……なんの意味もないですが1d10ふってもらっていいですかー? 深い意味はないですよー?w」


1d10=9


GM「あぁ、奇数ですか、なるほど。ではあなたは……無事合流できます」


PL1「よかった」


GM「彼女は膝を抱えてがたがたと震えています。実は彼女、非オーヴァードで、理由と縁あってUGNにいるんですが……さあ、どんな声をかけますか?」


PL1(悩んでいる)


GM「ごー……よん……さん……」


PL2「カウントダウン始まってる!w」


PL1「一緒に居ようとします!」


GM「隣に腰かけたり、軽く肩に手を触れてみたり?」


PL1「なんかいるから一緒にいよう……みたいな?」


GM「隣に腰かけて手でも握っちゃいます?」


PL1「はい」


GM「キマシ」


PL2「唐突なキマシ」


(一同笑い)


GM「……さて、先ほどのぺたぺた、という足音とは違う、靴を鳴らすような足音が聞こえてきます。あなたはそちらをみますか?」


PL1「見ます」


GM「なるほど。見ますか……見ますね? もっかい聞きますけど、見ますね?」


PL1「見ます!」


GM「今度は人の形をした誰かが、カンテラをゆっくりあなたたちに向け、にいっ

と笑います」


???『見つけた』


GM「その言葉を最後に、あなたたち二人の意識は、途切れます。

以上PC1のオープニングです。……クトゥルフかな?w」

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