第53話 観閲式準備 基地到着

※これからしばらく続く観閲式関連の話の中には自衛隊のイメージダウンに繋がるかもしれないものがあります。そういった内容が苦手な方はスルー推奨です。

「何を今更」「汚い裏話大好き」そんな方はどうぞお楽しみに。



T基地に到着しました。これから寝泊まりする隊舎へ案内されます。居室はまさかの二段ベッド六つの12人部屋です。ロッカーは細長い物が二つ、合わせて掃除用具入れロッカーと同じ程度の収容能力です。

続いて簡単な教育を受けました。内容としては観閲式の準備期間中のこの隊舎や基地での生活についてです。この時教育してくれた空曹がなんか妙にキビキビしていて調子狂いました。まあ普通キビキビしているもんなんでしょうけどね。


教育後にすぐ食事となりました。食堂の天井にはハエ取り紙が大量に吊るされて大小様々のハエが貼り付いていました。うげえ…

この基地周辺は家畜小屋が多数あるためハエがたくさんいるんですよね。もちろん基地自体臭いです。食事は微妙でした。いやむしろまずい。ちなみにこの期間中は基地内の隊員が山ほど増えるため混雑緩和のために食堂以外にも弁当の配布所が出来て、居室や仮設の食堂で食べることができます。


また観閲式の準備期間中には基地内の駐車場に屋台村ができます。そこの屋台や自販機で買った酒や食事をその敷地内で飲食することができます。まあ基地の周りに何にもないですからね。


予備自補以来久しぶりに二段ベッドの上で寝ました。でもこのベッドかなりの旧式でベニヤ板の上に布団敷いてあるだけなんですよね。枕なんかビーズか何か詰まった固いやつです。

あと一ヶ月もこれで寝るのか…

そう思いながら眠りにつきました。



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