第41話 飛行試験中盤・やっぱ俺のせいじゃないよねそれ? 

当時の記憶が曖昧で時系列を掌握できてないため二回目か三回目におこったある出来事を中心に書きます。すみません。


食事に向かいます。試験期間中は糖分を摂らないように言われているので隊飯の果物も残す人がいましたね。まあ衛生隊の人が隊飯の果物くらいなら大丈夫とか言ってたので自分は全部食べましたが。午後から二回目の飛行試験です。次の日も試験があったので朝から三回目の飛行試験です。


二回目の試験からは海側での実施でした。山側と違って移動中揺れないので快適です。二回目か三回目の試験が始まり、降下旋回に入りました。確か二回目の旋回の時です。進行方向に雲があったのか高度を下げてるうちに雲に入ったのかは思い出せませんがとにかく雲の中に入ってしまったのです。後で知ったのですがこの適性検査飛行は有視界飛行で届出をしてあるので雲の中のような所に入った時点でアウトつまり不合格になるそうです。

しかし当時はそんなこと知りませんでした。一発不合格の条件があるならそれこそ事前のプリブリーフィングか資料で説明しとけよって話です。今思い出しても腹が立つわ

「右にバンク傾いてるよわかる?」わかるわきゃねーだろ雲の中だぞ

「…操縦渡してアイハブコントロール」試験中に操縦取られてもアウトなんですよね。これも当時は知りませんでしたけど。


「雲の中入ったらだめだよ」

「いやなんか旋回繰り返してるうちに入ってしまったので」

「そういう時は先まで見通してどっち曲がるか考えないとダメだよ(書きながら思い出しました。進行方向前方に雲があって突っ込んだのです。)」この時はなんか妙に納得して、「はい」って言ってしまいましたけど後々考えたらおかしいですよね。先に右曲がろうが左曲がろうがどのみちすぐに反対側に旋回するので進行方向は変わらないんですよね。まあ思いっきり他人のせいにしますけど、降下旋回開始の時点で前方に雲が来ている時点で回避のしようがないじゃないかと。

あ、更によくよく考えればレベルオフ高度は検査官から指示されるんだから、雲に入るような高度で水平飛行に入るような指示した向こうのミスじゃないか。ポンコツのせいで不合格かよ 日本死ね(便乗)


まあ他の要素で減点されてそれが最終的に不合格につながったというのも考えられますがね。…それにしても納得いかねえわ やっぱジャップに飛行機の操縦は数世紀早いわ(昔の米兵並感)

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