第14話 曹候補生 着隊
曹候補生として着隊する日がやって来ました。髪も丸坊主です。教育を受ける場所はA基地です。基地までは地本のマイクロバスで移動です。持ち物は登山リュック一つにまとめました。
「お、いいザック持ってるねー陸に入ればよかったのにーw」
「はははっ…(お断りします」
高速に何時間も揺られてA基地に到着しました。門の警衛は某駐屯地と違い民間の警備員のオッサンでした。無防備?人件費削減のためのアウトソーシングだからしゃあない 知らんけど
とある隊舎で降ろされて受付を済ませました。
「はい、A中隊の人ついてきて」呼ばれたのでついていきます。しばらくするとA中隊の隊舎に着きました。これから3ヶ月ちょっとの住処です。自分の居室に入ります。もう何人か来ていたので挨拶、しばらくすると班長が入ってこられて自己紹介をされました。
ああ、この人も入隊の誓約書にサインした途端に豹変するんだろうな…そこの椅子が飛んでくるのかな などと考えていました。
初日は確かベッドメイキング等の初歩的な事項の説明を受けました。ちなみに予備自補ではベッドメイキングしたベッドつまり毛布の上に座ったらアウトだったんですよね。寝るなど言語道断でした。だもんで立っていました。班長が来られて「座っていいぞ」と言われたので座りました。楽園かここは
以下他に初日に気づいた予備自補と違う点
上位者が入室した場合立ち上がって気をつけをしなければいけない→ここでは座ったままでok
携帯電話は娯楽室や中央ロビー以外では使用不可→居室で使ってok
幕が変わると用語も変わります。食堂の前まで連れていかれた時に班長達が話していたのですが
「じゃあ食事終わったらブレイクで」
なんかかっこいいなおい まあ解散するってだけなんすけどね
ちなみに居室は全部屋一段ベッドで5~6人部屋です。VIP待遇ですね しかも一段ベッドなら障害物がないので1人で素早くベッドメイキングが出来ます。
色々と調子が狂ったりVIP待遇に喜んだり明日以降を心配したりしながらその日は眠りにつきました。
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