第1期 組織解説

【 NARDSF 】

 [ National Resources Defense Special Force ]の略。

 国家資源防衛特殊師団。環境エネルギィ省直轄。

 通称『ナードスペシャルフォース』『NARD』

 隊員数は一万人。

 国内外の敵対武装勢力から、水源地帯や原子力発電所等、優先度の高い資源地を防衛するために設立された。

 山岳地帯やで原子力発電所など、特殊かつ危険な場所での任務遂行を前提としている為、体力・知識共に、特殊な訓練と教育を受けた選りすぐりのメンバーで構成されている。

 警視庁特殊部隊SATとも連携を取り、立てこもり事件や原発テロなど、あらゆるケースに対応可能。陸、海、空の豊富な装備を兼ね備えている。



【 NFI 】

 [ Nature Force Intention ]の略。

 『自然の意志』と意味付けられた、NARDSF内の特殊小隊。

 一輝たちの軍入隊と同時に新設された。

 士官学校の中でも、特に成績の悪かった落ちこぼれの一輝たちと

 研究開発者の荒田守、八名で構成される。

 資源防衛に限らず、諜報活動や偵察任務、人質解放などあらゆる特殊ケースを担当する。

 やがて、幻の花『千年花』の実態を解明することが、最大の任務となっていく。



【 国防軍 】

 一輝たちの国を防衛するため、2054年に設立された国有軍隊の総称。

 NARDSF隊員たちからは、軍部とも呼ばれる。

 防衛省直轄の組織であるが、法律上は内閣総理大臣に総指揮権限がある。

 大小含めると、全国には120箇所以上の基地を持つ。(合併したキルジア軍との合同基地を含む)

 隊員数は約150万人。七割は志願兵と、徴兵制度で召集された一般兵。

 残りの三割が、士官学校を卒業した幹部候補生で構成される。

 陸軍、空軍、海軍に大別され、国防のためのあらゆる設備が整えられているものの、設立から現在に至るまで、大きく活躍する機会は訪れていない。



【 A.G.I.T 】

 [ Anti Government Independence Troopers ]の略。

 反政府独立革命軍。通称『アギィト』

 主に十代から二十代の、貧困層の若者や震災孤児を中心に結成された武装秘密結社で、

 クーデタによる政権奪還を目論んでいるとも言われている。

 構成人数は数千とも数万とも言われているが、実態の多くは謎に包まれている。



【 フィディス社 】

 今や、世界で使わぬものはいないと言われているほどに爆発的普及を遂げた電子端末とOS『オムニス』を開発した軍産複合体。

 世界各国の主要な軍需企業が連結して形成されているため、特定の国に資本を置く一般的な企業とは違う。

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