ネット小説初心者が頑張って初投稿してみた(ほぼ挨拶文)

@uzimattyan

挨拶文

〈前書きという挨拶文〉

 初めまして。作者の『うじまっちゃん』と申します。何をどう投稿しようか考え、やはり最初とあり挨拶を兼ねた作品にしようと思い至りました。こちらの『小説家になろう』様のマナーなどを把握していない新参ものですので、読者の皆様に不快な思いをさせないかつ、楽しんでいただける時間を提供できる作品作りをしたいと思っております。

 さすがに堅い挨拶だけでは寂しいので、以降は私をモデルにした主人公と、私の理想な女性キャラ二人を使い、自己紹介風になるべく面白おかしくライトノベル風に風に書こうと思いますので、お時間ありましたら軽い気持ちで読んでいただけると幸いです。それではまたあとがきで。


〈本編〉

「というわけで、さっそくキミの悪口をあげていこうか」

「先輩。突然なに僕をいじめる宣言をしているんですか?」

 放課後の図書室。カウンターで貸し出しカードの整理をしていた僕に、隣で委員会の書類を整理していた先輩がそんな恐ろしいことを言ってきた。

「いやね、キミがネット小説に投稿したいという話を思い出して、ユーザーさんからの辛辣な感想に耐えるメンタルをつけないといけないなと思って」

 先輩がきちんと理由を教えてくれる。確かに僕は近いうちに無料で投稿できる小説サイトに投稿しようとしている。のだが、

「え、えっと、そんなこと必要ですか? それよりもまず高クオリティーの作品をばんばん投稿するのが優先ではないんですか?」

 僕はそう疑問をぶつける。僕はネットを新人賞の締め切りなどを調べるためにしか使わず、ネット環境そのものに疎い。

「確かにクオリティーも求められるわ。面白い作品、売れる作品の前提条件ですもの。でもね、締め切りに追われるプレッシャーや、読者からのリアルな感想に耐えられるメンタルも必要というわけ。自信のある小説がつまらないの一言で片付けられたらキツいですもの」

 最初の物騒な発言にはそのような深い理由があったのか。僕としては新人賞に落ちまくった小説をただ投稿しようと思っていただけなんだけど、覚悟が足りなかったかもしれない。

「もちろん優しい感想やアドバイスが多いでしょうから、そういう意見を参考に次回以降の自分の作品の参考になるはずよ。新人賞の書評による点数や感想も参考になるかもしれないけど、リアルな感想を聞ける強みがネット投稿というところかしらね」

「なるほど。勉強になります」

 先輩にはいつもありがたいことばかり教えてもらっている。元々図書委員会に入ったのも、在学中でも小説を出版している人がいると聞いて、執筆のいろはを教えてもらうためである。

「とうわけで、これからキミに罵声を浴びせまくります。これは決して普段担当編集からむちゃくちゃな注文を受けてイライラしているから発散ではなく、キミのメンタル強化のためだからね。キミのために罵声を浴びせてあげるんだからね!」

 先輩はそっぽを向いてツンデレのテンプレ風に言うが、ほぼイライラの発散が目的だろうな。まあ普段お世話になっているわけだし、メンタル向上に向けて僕は頑張ることにした。け、決してご褒美とか思ってないからね。

 そして先輩から罵声を浴びることおよそ5分、、、

「はあ・・・はあ・・・久しぶりに編集者さんへの文句・・・・・・じゃなかったわ。慣れない悪口を言うのは真人間である私に酷な作業だったわ。でもこれも小説家を目指す後輩のためよ」

 先輩はどこかスッキリした表情で僕にそう言い訳をしてくる。まあ本音は漏れているのだが。ちなみに罵声の内容はひどかったので皆様の想像でお願いします。

「えっと、まあメンタルは投稿を重ねて強くしていくとして、他に何か注意点はありますか?」

 僕のメンタルはたぶんちっとも鍛えられていないけど、それ以外にも何かあれば聞いておきたい。

「うーん・・・・・・読まれているって意識を常に持つことかな。趣味で書くレベル以上、プロという気負わないレベルっていうのかな。まあ最初は長編じゃなく、気楽に読んでもらえる短編を投稿して少しでも多くの人に読んでもらえるといいと思うよ。そこから先はキミの小説家になりたいという意識の強さで道が変わると思うから」

「意思の強さ・・・・・・」

 小説家になりたいという思いはある。それはひよっこの僕には想像もつかない世界である。でもそれに向かって今まで努力してきたわけで、さらに頑張るためにネット小説に投稿しようと奮起したのだ。

 とりあえず短編をということなら、今の先輩との会話を投稿するのがいいかもしれないな。

 僕はそう思い、今日の先輩との会話をしっかり記憶に刻んだのだった。

                                               了

〈あとがき〉

 最後まで読んでいただきありがとうございました。特に落ちもなくて申し訳ありません。これから精進して参りますので暖かい目で見守っていただけたら幸いです。なるべく投稿をしていけるよう頑張りますのでよろしくお願いいたします。

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