『3点!』『ジロワ 反撃の系譜』 著者/桐崎惹句

書評レベル『辛口』


タイトル

『ジロワ 反撃の系譜』 著者/桐崎惹句


キャッチコピー

『我が一族に仇なす者は心せよ、我らジロワの末裔なり』


あらすじ

『『我が一族に仇なす者は心せよ、我らジロワの末裔なり』


暗黒の時代と呼ばれた、中世ヨーロッパ。


ローマの繁栄は記憶の彼方、石造りの街道も寂れて打ち捨てられた、十一世紀初頭のフランス、イングランド、イタリアを生き、『ヴァンデッタ~復讐』を代名詞とするに至った『ジロワ』の一族の物語を、歴史の中から掘り起こしてお届けします。


※近況で予告の通り、4/3改稿実施いたしました。旧第11話~19話は外典~マイエンヌ卿滞在記~として別作品になっています。

 旧19話まで読了済みの方は外典のプロローグ・エピローグのみが新エピソードとなっておりますので、よろしければご覧ください。

 なお、外典は本編第10話の時点でのお話となりますので、初めてご覧いただく方は、第一章読了後にお読み頂ければと存じます。


※「アルファポリス」様、「小説家になろう」様、「カクヨム」様、「pixiv」様、重複投稿になります。』


ジャンル

歴史・時代

セルフレイティング

暴力描写有り

タグ

歴史、中世、ノルマン、騎士、フランス、イタリア、毒

総文字数

35,014文字

公開日

2016年2月18日 22:17

最終更新日

2016年4月4日 00:14


────2016年04月08日14:38現在時点。


文章力★☆☆(★×1)読みやすさ

独創性★☆☆(★×1)オリジナリティ

娯楽性★☆☆(★×1)おもしろさ


────合計☆数『3点!』


 とても精力的に動いている作者さんですね。なんと驚きの重複投稿が四サイト! 私は驚きましたとも。ええ、ええ。びっくりです。しかも桐崎さん。書評されたいとTwitterを始められたそうで……いや、ほんと、そんなすごいエッセイじゃないよ? 私の独断と偏見でやっているからね。まあ、書評はこのエッセイが初挑戦なので、批評のなかに指摘という改善点や褒めるところが必要なんだと、批評の書き方を調べて初めて知るほどの浅はかなひとですからね。あまり褒めないように! なぜ今頃かって、私のエッセイのレビュー欄の褒め殺しに悶々とすることが多いからだ。そんなに良いの? 自覚はあまりない(笑)


 さてと。内容に触れていきましょうか。まずは三人称多元視点の歴史ものですね。最初にいっておこうか。ものすごく好みっ!


 物語はクルスローの領主ジロワ卿の行軍こうぐん途中の「負けいくさだな」という吐露とろから始まります。名誉と無縁な凡庸以下の五十年の人生をおくる初老の騎士がジロワである。そこから始まる戦は誰も得をしない、ただの我が儘ともいえる戦だった。死を覚悟していた。それでも自慢のひとつにもならない辛勝を得たジロワは────。


 タイトル、キャッチコピーやジャンルからも分かる通り、ジロワの一族の歴史が語られていくのだろう。今はまだ三万字。序盤ですね。それでもいえることはあるから不思議なものです。作風や文体はどうしてもひとを選びます。だって歴史ものはそういうジャンルですからねえ。乾いた文体に説明口調、未来から過去を想起するような描き方は仕方ないのかなあ、そんな気がします。そろそろ呟くよ。準備はいいかい?


 ────推敲しなさい! 文章がおかしい!


 これはですね。『第1話 行軍』と『第10話 ル・マン金貨とランゴバルド』をご覧いただければ分かる。文体、文章ともに変化しすぎ! 統一して! 推敲してくださいね、頼みます。本当にねえ。序盤の序盤だからいうことないんだけど、ただでさえ読者を選ぶジャンルに挑戦しているので、ひたすら読みやすいか、統一感が出ている文体や文章を心がけてほしい。切に、切に願います。私の好物なのですから!


 あとはそうですねえ。やはり次代を意識させることがおざなりかな? そんなことを思いました。初老のジロワと後継あとつぎの対比はもっと増やしても良かったかな? そう思います。まあ、今から増えていくんでしょう。なにをいっても序盤なんですからね。待ってるぜ! ところで、更新の頻度にサイトごとに変化があったりするのでしょうか。そういうのも近況ノートなどに記載していれば、読者が誘導されるかもしれませんよ。


八艘跳。(´ω`)


 次回はぱせりさんですなあ。あのエッセイ、私より人気なんだけども……ま、まあ、Twitterで相談しよう、そうしよう。


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