『3点!』『一般人の俺。今日からREVERSALします』 著者/ハイスペック一般人(になりたい)
書評レベル『辛口』
タイトル
『一般人の俺。今日からREVERSALします』 著者/ハイスペック一般人(になりたい)
キャッチコピー
『銀髪パーカー女子と言えばこの私、レイナ参上なのだ( ・`д・´)』
あらすじ
『惨劇は突然ーーー。
それまでは、何も不自由のない平凡な毎日を送っていた高校生ーー北方凪は、交差点の中央に立った瞬間、非通知設定と表示された電話が来る。
見知らぬ声。さらにいきなりカウントダウンを告げ、『ゼロ』と言った瞬間。この世の物理に反した現象に出会う。
どうしようもない惨劇に一人で成す術なく立ち尽くした凪は、ある一人の少女により右腕を引っ張られた時、世界は変わった。
僕の精神を支えてくれる仲間と出会った。
何も持たない少年と、異世界の異人によるここだけしか知ることが出来ないストーリーが始まる。』
ジャンル
現代アクション
セルフレイティング
残酷描写有り 暴力描写有り
タグ
銀髪パーカー女子、ライトノベル、異能バトル、みかん、超能力、カクヨムオンリー、異能力、異世界
総文字数
66,829文字
公開日
2015年12月25日 23:04
最終更新日
2016年4月2日 13:55
────2016年04月02日22:24現在時点。
文章力★☆☆(★×1)読みやすさ
独創性★☆☆(★×1)オリジナリティ
娯楽性★☆☆(★×1)おもしろさ
────合計☆数『3点!』
えっとですね。今まで一番の問題作ですわ。今作品はですね。ハッキリ言いますけども、小説の形式ではありません。『台本書き』や『二次創作』に近い書き方をされています。小説にはお約束がありましてね。暗黙の了解ともいいますけど……。
一般文芸────セリフが三割/地の文が七割。
ライトノベル────セリフが四~六割/地の文が六~四割。
今作品は割合的には『セリフ七割/地の文三割』ぐらいの印象を受けましたね。正確には測っていません。あくまでも印象ですからね。背景描写や心情描写とかいうのではなく、場面転換の頻度が高い。そして場面転換への優しさがないなあと感じました。けれども、どこかでみた作風だ。どこだ? そう考えていたところで思い出しました。呟きますよ。いいですか?
────あれだ。二次創作でみたわ。
いわゆる『ト書き』や『台本形式』という類ではなく、作者の脳内にある出来事を読者が知っているという前提で書かれたような作品だという意味です。二次創作では『オリジナル』という、作者と読者のなかに共通認識があります。冒頭で誰々が出逢い、戦うといった一連の流れをあらかじめ知っているような展開速度で描かれています。これは痛い。一次創作では辛いです。これを取り入れて書かれた作品の多くが『なろうテンプレ』と呼ばれている小説ですね。昨今のWeb小説では人気だともいわれていますが、嫌いなひとは極端に叩いてくる作風です。私は平気ですけどね。お気をつけて。
私が読み進められなかったのは『空行』です。一行ごとにあったり、なかったり、数行に渡る『空行』があったりしていました。そうなると、なにか意味があるのだろうか? そう深読みしてしまう私がいました。特になさそうだったのでギブアップ!
物語は一人称形式で書かれ、人知れず現代の裏側で戦う異能バトルを描いています。発想は好物です。それはもう大好物です。書籍でもネット上でもいいので、小説の指南書、書き方を調べてみてください。そうしてお化粧をなおしてください。評価はがらりと変わると思います。そして、その発想の面白さが伝わると思っています。ぜひとも、今後の活躍を応援しています。
────キャラは立ってるよ!
八艘跳。(´ω`)
次回の書評は明日! 明日だからねっ!
次回の書評作品は完結済みだよぅ。
『マジックシューターズ』 著者/告井凪
Twitter 2016年04月02日23:15 呟こう。
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