戦争の正体

第1話戦争ってなんだ

僕達は歴史の時間にたくさんの戦争のことを学んだよね

そして戦争の悲惨で愚かなことも

それなのに何時まで経っても戦争はなくならない

それはそうだよね、だって戦争を無くす方法は学んでいないもの

それで僕なりになぜ人は争い戦うのか考えてみたんだ

例えば自分の利益のため、自分の主張を通すため、自分を守るため

あるいは戦うのが好きだから

そして気が付いた事があるんだ

多分そのシンボルがお金の流れじゃないのかなって

お金があれば何でも買える

お金があれば何でもできる

お金には力があるというこの考え方

本当にそう言えるの

お金で愛は買えるかな

お金の好きな人が近くに来るだけじゃない

お金があれば幸福になれる

お金があっても大変そうな人

お金がなくても幸福そうな人

お金と幸福は関係ないよね

それからお金は絶対必要だという考え方もある

確かに今手元にお金がないと焦るよね

でも無いときでもなんとかなって来たんじゃない

金は天下の回り物

増えるとき増え，なくなる時なくなるものだよ

だから有る時も無い時も楽しめたらすごいよね

結局お金は力、お金は必要という強い思いが

経済戦争、武力による戦争へと人を駆り立てるんじゃないのかな

でもね、このことは世界情勢や一般社会の話ではないと思うんだ

僕達の心の話じゃないのかな

お金を持つことによる力という幻想

恐れからくるお金に対する渇望

自分の領域を守ろうとする心

そして何よりも私とあなたと区別するこの考え方

ここにこそ争いの源があると僕は思うんだ

本当は分かれていない世界を分けて自分と他人を創りだしたから争いは始まったと

デモ何故”私”と”あなた”に別けたのだろう

それは自分と言うものを肉体に限定したからじゃないのかな

この地球に常識として存在する（肉体が自分）だという思い込み

君も体が自分だと思っていないかい

ところがこの世界はそうじゃないらしいんだ

例えば君はスーパーマリオをプレイする時マリオに成りきるよね

夢中になってピーチ姫を助けようとするでしょ

でも本当は君はこのゲームのプレーヤーでマリオなんかじゃない

マリオも敵も味方も背景さえも君を楽しませてくれる愛しい存在

つまりこの世界はわかれてなどいないんだ

この世界は君が創り、君が演じ、君が楽しむゲームの世界

ルールはいつも君が決めている

だって殺人者さえ戦争では英雄だろ

だから今こそ思い出そう

この現実世界こそがゲームの中だということを

現実と言うゲームを使って心を育んでいることを

だけどゲームの中の役柄は様々だよね

お金持ちもいれば貧乏人もいる

ちやほやされる人もいれば邪険にされる人も

でも安心していいんだ

だってそれぞれの成長にぴったりの役を用意したんだから

だから自分と他人を比較するなんて意味のないことだよね

マッチ売りの少女もシンデレラもどちらも同じ主役でしょ

それぞれの人生を使って心を育んでいるだけ

この世界はあえて言えば人生ゲームという夢の中

そしてそのテーマは心の進化

人間は自分と他人にわけた相対的な世界で

様々な考え方やモノの見方や感情を創りだしてきた

自分と相手に別けるその中で

競い、争うことにより進化するという考えが創られ

自分と相手に別けるその中で比較や評価が生まれ

それら自分で創った様々な心で自身身動きが取れなくなっている

私達は何を変えればいいの

それはとてもシンプル

この世界は心を育むゲームだと信じること

ビジネスもあそび

恋愛もあそび

ゲームのようなこの世界を現実と呼んでいるだけなんだ

だから肩の力をちょっと抜いてみる位でちょうどいいんじゃない

この世界は私の心を映したゲームの中

ゲームは私の心により展開して行く

自分と世界を分けた心に映るのは

怒りと悲しみを招く争いにまみれた世界

映るものすべてを愛しき我ととらえる心に映るのは

争うことのない、美しい自然と美しい心に満ちた世界

自分のために周りと争うゲームか

全体を楽しむ調和を進めるゲーム

君はどちらも選ぶことが出来ます

それが自由と言うものです

戦争は学びの一つですが心の未熟な人たちが始める愚かなゲームです