前のエピソード――第65話「ゴールデンアワー」

　皆さんご存じの通り、Windows7は2020 年 1 月 14 日にサービスを終了する。サービスが終了すると、以降は仕様変更や新機能のリクエスト、セキュリティ更新、プログラムサポート、無償or有償サポートができなくなる。

この報道を耳にし、慌てて買い替える人も多くいるだろう。筆者も友人に勧められ最近になって「ドスパラ」でWindows10を購入した。現在はそちらをメインに使っている。起動も素早く、全てにおいてこれで一安心……かと思ったが、思わぬ弊害があった。

実はWindows10では起動しないエロゲも多いのだ。最近の作品なら対応しているが、かつて遊んだ作品（10年以上前の奴）はインストールができないorできても起動しない可能性が高い。

勿論、中には問題なく起動した物もある。『恋ではなく― It's not love, but so where near.』（2011年5月27日　しゃんぐりらすまーと）は無事にインストールも起動できたという不思議。どうやら、最終的にはパソコンとの相性もあるようだ。

これは実はエロゲに限らず、フリーゲームも含まれる。筆者が学生時代に猛烈に遊んでいたRPGツクール2000で制作された現代風RPGのフリーゲーム「SELECTION」を久しぶりに遊んでみようとダウンロードして起動してみた（現在もVectorでダウンロード可能だぞ）

一応、遊べるには遊べるんだが……何故かフルスクリーンモードが拒否られる。おまけにジョイパッドが一部ボタンにしか対応してないなど不具合が。様々なサイトを巡って対策を施してみたものの、変わらず……。このように古いゲームを遊ぶのにWindows10では向かないのだ。これは昭和生まれのオールドゲーマー泣かせの仕様である。

どうしても過去の名作で遊びたい人はWindows7をネットに繋がず、オフラインでエロゲ専用として遊ぶのがいいだろう。従って、サポートが切れたからと言って安易に中古販売店に売却することはお勧めしない。というか、7中古で売れないっぽい？